Episode16.CAN’T LIVE WITHOUT ページ16
安室さんが今日、部屋に泊まってくれるというので一緒に帰って来た。
浴槽をシャワーで洗い流していると後ろから安室さんが抱きしめてくるなり、首筋に唇をつける。
吸われているような少し痛痒い感覚が私を襲い、それは徐々に快感になっていく。
そのはずみでシャワーを離してしまい、水圧でシャワーからの水が飛び散り二人ともびしょ濡れになった。安室さんはシャツだけだったので濡れたせいでシャツが体に張り付き透けている。
「A、口を開けて」
そう呟かれその唇を覆われるかのようにキスをされる。
安室さんの髪から滴る水が彼の頰を伝い、そしてキスをしている私の口の中へ入ってきた。
水なのにそれが何故か甘く、もっと飲みたいくらいだ。
「安室さんお風呂入ってください。疲れを取らないと」
「なら、一緒に入りましょう」
彼はニヤリと笑い、彼の手は私の服のボタンにかけられる。
ブラウスを脱がされスカートも簡単に彼の手で脱がされた。
「Aが1番疲れたでしょう」
「安室さんがいるから元気です」
彼は喋りながらも片手で下着のホックを器用に外した。
初めて体を重ねた時も片手で慣れていたので彼の初めてはきっと私ではない。
彼の彼女は皆、たくさん愛してもらい優しくしてもらった事だろう。
私を覆うものは1つもなくなり、彼もすぐに服を脱いだ。
沸いた湯船に2人で浸かりながらもそれだけで済むわけがなく再び彼の唇が重なった。
「んっ…」
「A、もっと声が聞きたい」
「んぁッ…安室さ、んっ…」
風呂場に甘い声が響いた。
少しだけ水の味がするがそれさえも甘い。
風呂場で愛し合うのは実はこれが初めてで、声や音が響いて隣に聞こえないか心配だった。
でもそんな事より彼が求める私が、彼を満足させられているか考える暇もなく彼によって何度も快楽を迎え入れた。
夜遅く、隣で寝ていた彼がいないことに気付き、彼が眠っていた場所を触るとまだ温かい。
眠たい目をこすりリビングに向かう廊下で、リビングから安室さんの声が聞こえた。
電話をしているようで、静寂している空間だったため電話相手の声も聞こえる。
「今回も有力な手がかりはつかめませんでした」
「そうか。遅くまでご苦労だったな。もう帰って休め」
「はい、降谷さん」
降谷…とは誰なんだろう。
聞き間違えだよね、きっと。
CAN’T LIVE WITHOUT(ただ僕は君無しでは生きていけない)
CAN’T LIVE WITHOUT編 END
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恋魔法ちゃん(プロフ) - 明里香さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。ご指摘のコメントありがとうございます。今更ですが、訂正させていただきます。ありがとうございました(*´-`) (2019年1月6日 23時) (レス) id: f14e05799e (このIDを非表示/違反報告)
恋魔法ちゃん(プロフ) - 空さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます。続編も楽しんでいただけていましたら嬉しい限りです(*´-`) (2019年1月6日 23時) (レス) id: f14e05799e (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 42話に誤字がありました。「火事じゃないら」ではなく、「火事じゃないから」です。 (2018年12月16日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 9話に誤字がありました。「皆んな」ではなく、「皆」です。 (2018年12月16日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空 - 続編おめでとうございます!これからも楽しみにしてます! (2018年12月3日 22時) (レス) id: 040b745b0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋魔法ちゃん | 作成日時:2018年11月3日 20時