■ ページ7
｢ご馳走様でした｣
すっかり優華さんにご馳走になり
店の前で頭を下げた
｢ううん、Aちゃんの政界勧誘失敗したってお父さんに伝えておかないと！｣
冬なのに、スカートをひらりと翻し
優華さんは私と反対の道に進んで行った。
｢優華とは飯に行くのに、俺とは行ってくれないわけ？｣
少しふてくされたような声で
私の目の前に、モッズコートを着て
白い息を吐きながら近づいてくる男の人
｢山下先生、｣
｢優華からLINEきた｣
｢はぁ、｣
｢……ったく、お前にはペース乱されてばっかだわ｣
近づいてきて、そして、私の手を絡めとった
｢えっ！？｣
｢帰るだろ？送るわ｣
｢ありがとう、ござい、ます？｣
世の中クリスマスとかで賑わいだした頃
きっと、今、山下先生の頭の中には
私じゃないことで頭いっぱいなんだって、何となくわかる
｢学校は、どうですか？｣
｢別に、どーもねぇよ｣
｢そっか｣
特に会話もなくて、
2人が吐く息が白く舞い上がって行った
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愛里 - いつも楽しく見させてもらってます！更新が楽しみで仕方ありません！ (2019年3月26日 19時) (
レス) id: eaf08fa14a (このIDを非表示/違反報告)
お - すごく面白いです！！更新待ってます！！ (2019年3月13日 12時) (レス) id: 7dfbf1448b (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 初めまして！この小説凄く好きです！更新ある度にウキウキしながら読ませて頂いています！これからも楽しみにしております！＾＾ (2019年3月11日 13時) (レス) id: 2b7a01595e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まさゆめ | 作成日時：2019年3月11日 9時
