笑顔の仮面の裏側に。 (ページ1)

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gr「お前が、Aか。」

『はい。お初お目にかかります総統閣下。トルトゥーラ・Aと申します。』

gr「そう堅苦しくするな。今日から拷問官兼第5部隊副隊長をやってもらうわけだ。仲間だからな。」

kn「……。こんな女に拷問できるん？」

『できますが何か？』

少し怒りを込めたような声色でAは答えた。
するとエーミールが宥めるような口調で話しだした。

em「まぁまぁ、Aさんも怒らんといてくださいよ。コネシマさんも。」

shp「部長馬鹿なんすか。今、この人の苗字聞いてました？」

kn「あ？んなもん興味ねぇわ。」

『しょうがないのでもう一度だけ名乗りますね。……次はありませんからね。』

少し圧をかけるような口調で言うとざわざわしていた幹部達は直ぐにピシッと静かになった。

『はぁ、トルトゥーラ・Aと申します。トルトゥーラ家の長女です。』

sha「え？！トルトゥーラって、あの、数々の大国が喉から手が出る程欲しいって言う一家やんな？！」

gr「クックックッ、まぁな。」

tn「全く…なんであんたが偉そうにしてんねん。」

os「そういう事なら前もって言って欲しいめうね。……なんでAさんは我々国に来たん？」

ut「確かにな。ここよりもええ国なんてまだあるのにな。」

『私は元々ここに来ると決めておりました。面白そうな国だったので。それだけです。』

gr「まぁ、じゃあ早速だが、スパイを拷問して目的、どこの国からか、侵入経路、Aのセキュリティなどについて聞き出せ。」

『フフッ、お任せ下さい総統閣下。すぐに終わらせます。』

gr「じゃぁ、行けるやつは全員様子を見に行け。」

「「「りょーかい。」」」

zm「………案内するわ。」

そして沢山の部屋を案内された後、拷問室に連れてこられた。

『わぁ。広いですね。』

sha「ここの管理権はお前にあるから好きに使ってや。」

『ありがとうございます。それでは』

すると彼女からスっと笑みが消え、狂気的な笑顔になり、それを見た幹部らはゾワッとした。

煮えたぎる油を寝ているスパイにかけると、汚らしい叫び声が響いた。

『さっさと起きてくれない？』

「お"ま"え"何すんだ！！」

『あー、拷問担当する者ですね。』

「はっ、お前みたいなひょろっちぃ女に何がぁっ？！」

スパイ足にはアッツアツに熱せられた鉄が当てられていた。

「う"っ？！う"ぁ"ぁ"ぁ"！！！」

『はぁ。いいからさっさと情報吐いてよ。』