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メロンパンはバーにある2 ページ6

現場に着くと、毎度のごとく毛利迷探偵と、ツレのクソガキ1名。

なんなんだよコイツら。

とりあえず、床に片足をつき、遺体の様子を観察する。






「司法解剖しねぇとはっきりしないけど・・・・・・死因は恐らく神経毒による窒息死っスね」

「ど、毒殺?!」






驚いてる目暮サン。

おいおい。アンタも遺体見たんだろ。

半ば呆れつつ、説明。






「ええ。首の後ろのこの傷口から。突起物に毒を塗って刺したんでしょう・・・・・・ちょうど良くテーブルの上にありそうですしね」





「っていうか、また君か!」

「はいー警部殿!」

「まさかまた偶然現場に居合わせたとか?」

「あ、はい・・・・・・実はそのまさかで・・・・・・」






って全然聞いてねーし。

仲良いなこのおっさんズ(目暮&毛利)。

毎回のように同じ掛け合いしてあきねーのか?



まあ、仕事仕事。

凶器は・・・・・・千枚通しのような突起物。

ビリヤード台やダーツの的があるとすりゃ、これらのケースの中身はビリヤードのキューにダーツの矢だろ。

ケースを開けて見れば予想通り。

そして、当然アイスピックもある。

・・・・・・指紋取っとくか。




ある程度調べてたら、目暮サンたちがチェックしに来たから大人しく明け渡す。

さて、この凶器候補の毒物反応が出ないかの検査、と。

するとニッコリ笑った先輩にあっさりその仕事は奪われた。




・・・・・・は!??

くっそー!!

俺は床這いずり回って、他の物証探せってか!!



仕方なく四つん這いになって遺体のあった辺りを見渡す。


ん?

毛利探偵の靴の裏に何か・・・・・・






「動かないで!おじさん、証拠品踏んでたみたいだから」





おっ、あのガキも気づいたか。





「高木君、取ってやれ!」

「はい!
・・・・・・これはガムじゃなく、粘土のようですね」

「高木。貸して」

「は、はい。どうぞ」






妙によそよそしい感じの高木からそれを受け取る。




・・・・・・鏡文字のEPDH。

てことは逆から読むとHDPE。

高密度ポリエチレン。つまり、合成樹脂。



フィルムケースの下に粘土・・・・・・?

そういや店員さんがポンって音と柚子の匂いがするって言ってたな。



となると、まさか。

視線を上げた先、天井に突き刺さった何か。




・・・・・・なるほどね。

凶器を打ち上げたのか。考えたね。




7歳のガキに見つかるとも知らないで・・・・・・。





__なぁ?君も気づいたんだろ?江戸川君。

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ぶどう - フウマさん» 了解です!緋色シリーズのエピローグまで書いてから、検討します! (2022年5月17日 20時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
フウマ(プロフ) - 過去編と純黒の悪夢とゼロの執行人、書いてほしいです! (2022年5月17日 19時) (レス) @page30 id: 5bc30b04a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぶどう | 作成日時:2022年5月8日 12時

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