メロンパン IN THE PARTY６ ページ44
ホームパーティー当日。
降谷からまた暗号のような数字を伝えられ、その場所に行く。
降谷と合流し、とあるビル内に入った。
「彼が協力者の美坂さんだ」
降谷に紹介された男性。
40代後半の男性で、アゴがしゃくれている事を除けば、どこにでもいるような平凡な顔だ。
「美坂商事代表取締役の美坂です」
「警視庁の猫川です」
名刺を受け取り、こちらも軽く自己紹介をする。
まあ俺は、公安警察じゃない事は内緒らしいから、名刺は出せないけど。
「美坂さん。屋敷社長との関係は？」
「取引先ってだけで、趣味や人柄まではあまり･･････」
「そうですか･･････」
まあ東都大卒のエリートなわけだし、褒めちぎれば良っか。
「今回、猫川は美坂さんの会社の社員として帯同させてもらう事になってる。ほら招待状」
降谷から招待状を受け取る。
えー･･････ホームパーティーに招待状とか用意してあんの。
マジか。堅苦しそう･･････。
「降谷は書斎に忍び込むにも、防犯カメラとか大丈夫なのか？」
「ああ。下見は済んでる。死角は把握済みだ」
「あっそ」
降谷とコソコソ話している間に、書類を整理してる美坂さん。
忙しい中、犯罪者のホームパーティーに出席するとか、ホントご苦労様ですって感じだな。
「とりあえず美坂さん。今日はよろしくお願いします」
「はい。こちらこそ」
右手を差し出して握手をする。
･･････あれ？
このマメの位置って･･････ガンだこ？
不信感を顔に出さないようにしつつ、警戒心を上げる。
美坂さんが降谷の協力者なら、素性とかもちゃんと調べられてそうだし、変装とは考えにくい。
だが、降谷の協力者でないなら、なりすましの可能性も消せない。
けどあいにく俺は他の公安刑事にそれを確かめてもらう術はない。
しゃーない。泳がすか。
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ぶどう - フウマさん» 了解です！緋色シリーズのエピローグまで書いてから、検討します！ (2022年5月17日 20時) (
レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
フウマ(プロフ) - 過去編と純黒の悪夢とゼロの執行人、書いてほしいです！ (2022年5月17日 19時) (レス) @page30 id: 5bc30b04a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶどう | 作成日時：2022年5月8日 12時
