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緋色のメロンパン 帰還2 ページ29

インカムを片耳にさしたまま運転する。







《・・・・・・こちらA班及びC班、来葉峠に到着。標的を待ちます》







来葉峠は2車線。

車が2台以上あればバリケードが作れちまう。



・・・・・・チッ。

そんな早くに詰むなよ、FBI。







信号で止まったところで工藤邸の方の盗聴器に切り替える。

予想通り降谷は論理派だからか、ゆっくりと自分の推理を披露していた(数十分前まで)




比較的順調なはずだけど・・・・・・









《現在、私の連れがあなたのお仲間を拘束すべく追跡中。
流石のあなたもお仲間の生死がかかれば、素直になってくれると思いまして。
でもできれば連絡が来る前にそのマスクを取ってくれませんかねぇ、沖矢昴さん。

いや・・・・・・、FBI捜査官、赤井秀一!》









全然穏便に済んでねぇ。

けっこうピンチじゃん。

しかも降谷は何?

計画の全容、自ら吐いてるし。



でもまあ江戸川君と優作さんには阿笠さんの発明道具もついてるし、大丈夫だろう。








心配なのはやはりこっち。





公安刑事のスーツのポケットにささってるボールペン型盗聴器に切り替える。

俺が用意したペンと同じものを持ってた人のを数人すり替えておいたものだ。








《・・・・・・す、隙間を抜けられました》

《追え!追えぇ!!・・・・・・》






FBI、すり抜けたか。

さすがに赤井サンが頼りにするだけの腕はあるみたいだな。






安心からか、1つ笑みをこぼし、パトカーのスピードを上げる。





どうやってすり抜けたかは知らないが、盗聴器からなかなかの音がした。

車のどっかしらに傷を負ってる可能性が高い。

カーチェイスになった時、どう考えても不利だ。








《・・・・・・ターゲットの車、さっきからハンドルが右に取られてるぞ》

《もしかしたらさっきので、タイヤのエアが漏れてるのかもしれないっスね・・・・・・》

《好都合だ。スピードを上げろ》









・・・・・・やはりか。

こっちもあと少しで来葉峠に出る。

それまで持ち堪えろよ。








《・・・・・・あ、赤井です!あの車に赤井秀一が》








とうとう現れたか、赤井サン。

まったく、ヒーローは登場が遅いってね。

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ぶどう - フウマさん» 了解です!緋色シリーズのエピローグまで書いてから、検討します! (2022年5月17日 20時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
フウマ(プロフ) - 過去編と純黒の悪夢とゼロの執行人、書いてほしいです! (2022年5月17日 19時) (レス) @page30 id: 5bc30b04a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぶどう | 作成日時:2022年5月8日 12時

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