検索窓
今日:909 hit、昨日:463 hit、合計:234,171 hit

緋色のメロンパン 追求2 ページ25

しばらく現場の様子を見守っていれば、どうやら江戸川君だけでなく降谷も犯人がわかったようだ。

まあ、そりゃそっか。




にしてもなぁ。








「それだけか?それだけなのか?FBI。そこのドイツ系の君はどうだ?この写真から読み取れる情報はそれだけかときいているんですよ」








さっきからFBIの2人に対する発言に異常に棘が多い。








「んー?日本じゃ正解にマルをつけるらしいから、一番上に見えてる答案用紙の採点は間違ってないとしか・・・・・・」

「ぷっ。ハッハッハッハッ!やはり読み取れたのは僕達だけだったようだよ!
そうだろ?江戸川コナン君?」

「え?何のこと?」

「君、写真を見た後ガン見してたじゃないか。犯人の事を」








たしかに、それで俺も犯人わかったしな。








「しかし、ようやく謎が解けましたよ。ずっと疑問だったんです。なぜ彼女は探偵の僕にストーカーの調査を依頼してきたか。FBIのご友人がいるっていうのに」








片目を瞑りながら煽る降谷。

ヤバい。俺の眉毛がピクピク反応し出した。

また関係ないのに煽りに出そう。









「ちょっとそれ、どーいう意味?!私が頼りなかったって言いたいわけ?」







あ、俺の前にFBIがキレた。








「た、頼みづらかったんじゃないですか?我々は休暇を取って観光で来日してるわけですし・・・・・・」

「観光ですか・・・・・・ビザがないならそろそろ滞在日数が限界に来てるんじゃないんですか?
満喫したのなら、とっとと出て行ってくれませんかねぇ。僕の日本から・・・・・・」









お前の日本じゃねぇ。





声が出そうになったところ間一髪でお口チャックをする。

危ない危ない。





にしても、コイツ何でこんなあからさまに煽るんだ?



FBIの動揺でも誘って・・・・・・って、まさか。

コイツ、安室サンじゃなくてバーボンで来てんのか?



なら、下手に話しかけない方が賢明。

たしか変装が得意なメンバーがいるって赤井サン、言ってたしな。

ソイツがこの中の誰かに変装して近くにいる可能性もある。








俺は謎解きする探偵たちの側から一歩引き、帰り支度を始めた。






言っちゃ悪いが、このFBI2人じゃ、降谷のゆさぶりには耐えきれねー。

赤井サンが生きてる事、ほぼ確実にバレるな。

緋色のメロンパン 交錯(工作)→←緋色のメロンパン 追求



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (146 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
371人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぶどう - フウマさん» 了解です!緋色シリーズのエピローグまで書いてから、検討します! (2022年5月17日 20時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
フウマ(プロフ) - 過去編と純黒の悪夢とゼロの執行人、書いてほしいです! (2022年5月17日 19時) (レス) @page30 id: 5bc30b04a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぶどう | 作成日時:2022年5月8日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。