緋色のメロンパン 序章2 ページ23
杯戸小学校、職員室にて、被害者の机の上を調べる。
「目暮サン、ありましたよ。被害者の机の上からルミノール反応が」
ライトで机を照らして、目暮サンたちに見せる。
「やはり犯行現場はここだったか・・・・・・。殴った凶器は?」
目暮サンの言葉を受け、机の周りを眺める。
「どうやら犯人が持ち去ったようですね」
そう答えれば満足したように頷き、事情聴取へと移っていった。
一応他に血痕がないかや、不自然なところがないかを注意深く観察する。
・・・・・・ま、小学校の職員室だしな。
出入りは激しいし、誰がどこを触ろうが、何を動かそうが、全部事故だと誤魔化せる。
指紋や毛髪とか、物証になりそうなものはないだろうな。
「仕方ありませんよ・・・・・・」
不意に聞き覚えのある声が俺の思考を遮った。
一瞬心読まれたかとビビったが、どうやら別の会話に割り込んだらしい。
「彼女にストーカー被害の依頼を受けていたんですから」
またしゃしゃり出やがって、公安が。
いや、私立探偵の安室サンだったな。
「遅くなりました。探偵の安室です!」
「呼んだのかね?」
「彼女の携帯の通話履歴に彼の番号もあったので」
目暮サンの質問に高木が答える。
いやいや。わざわざ現場に呼び出さなくても良くねーか?
「そちらの2人は・・・・・・英語の先生ですか?」
「あ、いえ。この2人はFBIの方達で、訳あって捜査協力を」
人の個人情報をペラペラ話すな高木。
一応、身分隠してる可能性もなきにもしもあらずなんだからよ。
「ホォー・・・・・・FBIですか」
悪い顔をしてニヤリと笑った降谷。
あ・・・・・・この顔めっちゃ知ってる。
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ぶどう - フウマさん» 了解です!緋色シリーズのエピローグまで書いてから、検討します! (2022年5月17日 20時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
フウマ(プロフ) - 過去編と純黒の悪夢とゼロの執行人、書いてほしいです! (2022年5月17日 19時) (レス) @page30 id: 5bc30b04a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶどう | 作成日時:2022年5月8日 12時