俺の焼きたてメロンパン、つまみ食い禁止な【名探偵コナン】

メロンパンと試着室３ ページ5

周りの視線が目暮サンと容疑者の女性に集中している隙に江戸川君を軽く小突く。








「ぃてっ！何すんだよ、猫川さん！」

「遺体になるべく触れんなよ。勝手に動かしやがって」

「はーい。ごめんなさい」








子供らしく素直に謝る江戸川君に軽く微笑む。








「まあ多少の信頼はあるし、それはいいとして。君、あのJK探偵に俺のことなんか話したか？」

「いや、何にも。どうかしたの？」

「アイツ、俺の名前を知ってたんだ。それになんか探られてる気がしてさ」

「ふーん。わかった。僕も話さないように気をつけるね」

「ああ、頼む」









俺と江戸川君がコソコソと話してるのに気づいたのか、またJK探偵が探るように見てくる。

見つめ返せば、ふいっと目を逸らされた。









「ねぇねぇ！これってもしかしたら数字かもしれないね！」








江戸川君が被害者と同じように親指と人差し指を立てて言う。









「数字？これが？」








不思議そうにする高木。



これは･･････中国なら８だけど、ヨーロッパじゃ２だったな。



いやでも待てよ。



たしかもう１つの手の爪に口紅と星。

連想されるのは中国の国旗。

じゃあ伝えたかったのは８か？

･･････けどそれが何になる？






まあいっか。

事件の真相を突き止めるのは探偵の役目。

･･････俺は探偵じゃない。




さてさて、白いサンダル探しか。






＿＿＿
＿＿＿＿＿







その後、江戸川君たちがちゃんと解決したとさ。

ホント頼りになる小学生だぜ。

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