俺の焼きたてメロンパン、つまみ食い禁止な【名探偵コナン】

ルパン&メロンパンVSコナン９ ページ30

翌日。








「何で、他国の警察のコスプレしなきゃいけねーんだよ！！」

「おもしれェだろ？」

「にしてもよぉ！」

「似合うぜ？きっと」









ルパンとの言い争いに負けて、ヴェスパニアの警察の制服を着て、パトカーに乗る。






途中何しに行ったのかと思えば、江戸川君を連行して戻ってきた。




そういや不法入国者は俺だけじゃなかったか･･････。

にしても辛気臭い面してる探偵君はそうそう見ないから面白いな。




うん、ルパンの提案に乗って正解だったかもしれん。









「さすがの名探偵もお手上げって顔だな」

「ぇ、や、おじ、ルパンさん！」

「言いにくそうだな。ま、おじさんでいいよ」









驚く江戸川君をクスクス笑って眺める。









「フン、さっきから変装は取ってたのによ」

「不機嫌だな。パパ」

「A、お前までパパと呼ぶな！」

「ね、猫川さん！何で･･････」









俺を見て何か言いたそうにしてるが、無視。









「気づかなかった？」

「バイクのお姉さん、それにパパ！」

「パパって呼ぶなって言ったろ！」

「あーん、髭痛い」









仲良いな、次元さんと江戸川君。

いっしょに捜査してたからかな？









「それにしても驚いたぜ、江戸川君。まーさか中身がねぇ」

「高校生だっつーんだから驚きよ」








ルパンがそう言うと、目を見開く江戸川君。




ワンチャン、今回のドタバタで1番大きな収穫かもしれん。

言われてみればちょこちょこあった違和感に説明がつくもんな。









「ガセネタじゃなかったっぽいし、ホントすっごい情報網だよ、ルパン」

「Aちゃんの秘密も知ってるよん」

「ちゃん付けすんな。それに、俺は江戸川君に暴かれて自白したよ、とっくに」

「あっそ。つまんねーの」








そう言いながら運転するルパン。








「安心しな。このお姉さんが日本まで送ってくれるってよ、工藤新一君。それに浅見A君」

「たまたま知り合いの船がいたからよ」









不二子さんはツンデレか？









「ありがとう。でも今度泥棒してたら、捕まえるからね」










ニヤリと笑う探偵君。ま、そうこなくちゃね。

ニヒヒヒ、アハハハと笑うルパン。

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