ぬかったな、メロンパン４ ページ21
組織関連の積もる話を右から左に聞き流しながら有希子さんの手料理を味わう。
さすがに組織にどっぷり首を突っ込む気にはならないからな。
「あっ、そうそう。降谷さ、ベルモットにからかわれたんでしょ」
ゴクリと肉を飲み込んでから聞けば、降谷は驚いたように目を見開く。
「なぜそれを？」
「なんとなく」
ベルモットの返信が早かったのと降谷の態度的にね。
「君はベルモットと今も何かしらの繋がりがあるのか？」
赤井さんの言葉に頷く。
俺の過去を知らない降谷や工藤夫妻は驚いている。
そりゃそっか。降谷は特に。
「なにせ俺はベルモットのラッキーボーイだからね」
「詳しく話せ」
降谷が怖い顔で問い詰めてくるが、視線をそらす。
「ヤダね。それがベルモットとの契約」
「契約の代償は話せないことだとして見返りは何だ？」
赤井さんの問い。
「俺に関係がある組織の情報を横流ししてもらえる」
「ほお」
「それはなかなか」
俺の返答に赤井さんと工藤さんが悪い顔をする。
「君とベルモットの関係は本当に面白い。ベルモットの弱点と言ってもいいかもしれない」
「それはどうかな。けど弱点で言えば、心当たりはないでもない」
俺と赤井さんが話を進めているのを不服そうな降谷がジトーっと見ている。
俺が知りたい事を知るためにこの2人の協力は不可欠。
というか、もうさっそく聞いといた方がいいか。
「なぁ、降谷。それに赤井さん。シャルドネって知ってる？」
「聞いたことはないな」
「僕も知りません」
まあ当然だ。
何せ彼女は17年前に死んだはずの組織のメンバーだもの。
「･･････おそらく女で、17年前に組織を裏切ってるはずなんだけど、そのシャルドネについて詳しいことを知りたい」
「それを知るとどうなるんだ？」
「ベルモットを脅せる」
赤井さんの目が一瞬キラリと光った。
降谷はそこまでの興味はないのか、どちらかというと俺とベルモットの関係を気にしてるみたいだ。
「なるほど、それは興味深い」
「できる限り探ってみるよ」
赤井さんは頷き、降谷は了承した。
まあ組織内の情報は降谷を頼るとして、俺は俺なりにシャルドネについて洗うか。
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ぶどう - 東雲虚さん» コメントありがとうございます！更新遅いですが、ふらっと立ち寄っていただければ幸いです！ (8月3日 15時) (
レス) id: 496ebaee13 (このIDを非表示/違反報告)
東雲虚 - 今一番好きな作品です とても面白かったです！続き楽しみに待ってます！更新頑張ってください(o^^o) (7月10日 21時) (レス) @page32 id: 272de617c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 早桃さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新遅いですが、楽しんでもらえれば幸いです。 (2022年12月19日 7時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - え、めちゃすこです、、、面白すぎて一気に呼んじゃいました！映画の話とかもあって楽しいです！警察学校組の話しとかも楽しみです！これからも無理せず更新頑張って下さい！応援してますぅぅぅ！ (2022年12月7日 7時) (レス) @page13 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)
じ - 作品すごおい好き。だ◯まるしぇで食べたよ。おいしかた (2022年10月9日 19時) (レス) id: 3b27f251de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶどう | 作成日時：2022年9月30日 20時
