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ぬかったな、メロンパン3 ページ20

仕事も終わり、工藤家への道を歩く。

だいぶ遅い時間を指定してきてたので公共交通機関は使わず夜風を感じながら歩いて向かう。

米花町は物騒だがさすがに警察官の前で犯罪を犯すバカはいない。







・・・・・・いや1人いた。




目の前にいる帽子を目深に被った全身黒色の男。

普通なら誰かわからないかもしれないが、そこは付き合いの長さで俺にはわかる。




あれは警察学校を主席で卒業した優秀な(・・・)男、降谷零だ。






降谷はインターフォンも押さずに門を乗り越えて工藤邸に忍び込んで行く。





おいおい。

例の組織って泥棒みたいな低レベルな犯罪もやってんのかよ。何でもござれだな。


けど今日そこには赤井さんと工藤さんがいるし、ゼロにしちゃ珍しく下調べしてないのか?







事の顛末が気になって俺は音を立てないようにして、塀をよじ登り、塀の上でヤンキー座りをして眺める。





降谷は辺りを警戒しながら片手で鍵を開け、侵入した。

このスピード・・・・・・

ピッキングならルパン並みだけど、さすがにそこまでの技は持ってないだろうから鍵をあらかじめ手に入れてたってとこか。





その後パッと工藤邸の明かりが付いた。




こりゃバレたな。

んじゃ、俺も行くか。






塀から飛び降りてスタッと芝の上に着地して、工藤邸の玄関の扉を開ける。







「ども・・・・・・ブフッ」







扉を開けた先にはお互いに銃口を向け合った赤井さんと降谷。

そしてそれをにこやかに見守る工藤夫妻が立ってる。



なんだこれカオス。







「君も人の家にはノックもなしに入るのかな?」

「いや、降谷が工藤さんとこに泥棒しに来たのかと思って気になっちゃって」







テヘペロっと誤魔化せば、赤井さんは1ミリも笑わずため息を吐いた。







「でも驚きましたよ。降谷まで今夜のディナーの客人だったとは」

「むしろ彼の方がメインですよ」







工藤さんの言葉を聞いて、なぜか降谷が俺にドヤ顔を決めてくるので今すぐ殴りたい。







「まあまあ、ご飯冷めちゃうんで、中にどうぞ!」







有希子さんの言葉に従い、俺たちは工藤邸のダイニングにお邪魔した。

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ぶどう - 東雲虚さん» コメントありがとうございます!更新遅いですが、ふらっと立ち寄っていただければ幸いです! (8月3日 15時) (レス) id: 496ebaee13 (このIDを非表示/違反報告)
東雲虚 - 今一番好きな作品です とても面白かったです!続き楽しみに待ってます!更新頑張ってください(o^^o) (7月10日 21時) (レス) @page32 id: 272de617c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - 早桃さん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!更新遅いですが、楽しんでもらえれば幸いです。 (2022年12月19日 7時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - え、めちゃすこです、、、面白すぎて一気に呼んじゃいました!映画の話とかもあって楽しいです!警察学校組の話しとかも楽しみです!これからも無理せず更新頑張って下さい!応援してますぅぅぅ! (2022年12月7日 7時) (レス) @page13 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)
- 作品すごおい好き。だ◯まるしぇで食べたよ。おいしかた (2022年10月9日 19時) (レス) id: 3b27f251de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぶどう | 作成日時:2022年9月30日 20時

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