俺の焼きたてメロンパン冷めるんだけど【名探偵コナン】

ゼロとメロンパンの執行人１７ ページ29

江戸川君と妃法律事務所に向かって歩く。


すると、周りでスマホから煙が出たり、火が出たりと次々と不可解な現象が起き出した。

･･････どういう事だ？何が起きてる？








「江戸川君？」

「猫川さん！こっち！」








江戸川君に連れられ、交差点近くのビルのモニターに流れるニュース映像を見る。






［都内各地で、電化製品が次々と暴発。］





の文字がニュースキャスターの下に表示されている。









「･･････電化製品」








小さく呟く江戸川君。



そういや、サミット会場の爆破されたレストランにも電化製品、結構あったな。

しかもIoT対応の最新調理器具ばっかり。



損失デカそうだな。

･･････いや建物壊れた時点ですでに損害は凄いことになってっか。




あ、電化製品っていや、俺の家のマルソニック３号君もヤバいじゃん！

･･････無事でありますように。









「っ！そうか！」

「どうした江戸川君？」

「このテロの最初がサミット会場の爆破だったんだ！」

「何？！聞き取れなかった！っておい！」









小さい体で人混みをスイスイ抜け、スケボーに乗って濡れた路面を走っていく江戸川君を見送る。




雨上がりにスケボーは滑るから危険だっつーの。

ついでに置いていくなよ。






そう思い、連絡を取るためスマホを出そうとポケットに手を突っ込めば、何か別の物を掴んだ。





あ、江戸川君のメガネ。




そういやこれって、場所も見れるんじゃなかったか？

江戸川君のやってるようにアンテナを立てたりして弄ると赤い点が表示された。





江戸川君はここか。


地図アプリを開いて方角と距離を照らし合わせて場所に目星をつけてから走り出す。

なるほど、妃法律事務所ね。

裏路地を使い、最短経路で辿り着いた。








「あら、猫川さん。びしょ濡れじゃない」

「すいません、妃さん。さっき雨に降られたもので」









入り口で妃さんに挨拶をしてから、中に通してもらう。









「置いてくなんて薄情だな、江戸川君」

「アハハハ･･････つい夢中になっちゃって。ごめんなさい」








まったく可愛く謝りゃ良いと思って･･････

まあ良いけどさ。

ゼロとメロンパンの執行人１８→←ゼロとメロンパンの執行人１６

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す