俺の焼きたてメロンパン冷めるんだけど【名探偵コナン】

ゼロとメロンパンの執行人３３ ページ45

「んー･･････今何時だ」








軽くストレッチをしながら起き上がる。





あー全身痛い。何でだ。

そうだ。昨日ガラスにやられてかすり傷だらけなんだっけ。



腕の小さいかさぶたを見て思い出した。








髪の毛を手櫛で整えながらリビングのソファにドサっと倒れるようにして座る。

リモコンを持ち、テレビの電源をつける。




うわ、お昼の番組じゃん。かなりの遅起きだったな。

けど来週までは謹慎処分だし、それまでは休暇みたいなもんだぜ。

ハハハ、ラッキー。









《犯罪の手引き書のような警察の捜査資料に感化されて、そんな異常な動機で一連の事件を起こした日下部誠容疑者に対し警視庁は･･････》









ぼんやりとした視界に連行されてる日下部さんが映る。





そうだ。

ロッカーのアレ･･････

まあいいや。今度風見さんに渡しとくか。

俺が掴んだ公安が毛利さんに濡れ衣を着せたかもと疑わせる物証。

もう必要ねぇし。









《無事東京湾に着水し、回収されたカプセルには･･････》









ニュースはいつの間にか次の話題に移っていた。

俺たちが命懸けで着水させた事なんて、誰も知らないんだろーな。






クワッと大きくアクビをこぼしてから、コーヒーを入れにキッチンに向かう。






････････････え。









「まっ、マルソニック３号ぉーーー！！！」









マルソニック３号が壊れていた。

火事にならなくて良かったけど、爆発しましたって感じ。










「･･････IoTテロか」









一瞬で冴えた頭を回す。





自分では･･････無理だな直せない。

パーツの何個かはぶっ飛んでそうだし。

そもそも修理に出して直るのか？これ。保険効く？

やっぱ４号機を探しに行かなきゃダメか？






うーーむ。







＿＿＿
＿＿＿＿＿＿








『そうだな･･････焼きたては無理かもしれないな。冷めても待っててくれんなら、その時は届けるよ』

『･･････そう。じゃあ待ってます。ウチにはマルソニック３号っていう優秀なレンジがいるんでね』

『そりゃ楽しみだ』








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やっぱり、お前を直すか。




軽く微笑んでから、マルソニック３号をレンジ台から下ろす。

説明書とかってどこしまったかな。




まずは物置きをあさるところから、始めよう。

時間はたっぷりある。




んーっと大きく伸びをした。

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