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メロンパンは崖に立つ3 ページ5

「ねぇ、猫川さん。本当は何があったの?何で探偵を辞めたの?何で別人として生きてるの?」








江戸川君が好奇心の塊のような目で俺を見る。








「君はあとどのくらいのカードを手にしてるんだい?それだけの内容を手にしたって事は、ここに来て相当探っただろ?」

「・・・・・・赤木さんに話を聞いたよ」

「マジか。あの人そういうの話さないタイプだと思ってた」








脳内に17年前の赤木さんを思い描く。

不言実行って感じの寡黙な人なんだけどな。








「うん。最初は断られたけど、猫川さんのこと話したら、教えてくれた」

「・・・・・・何て言ってた?」

「『性格、だいぶ変わったな』ってさ」

「あっそ」








フンッと突っ張ねるも江戸川君は意地悪く笑って続けた。








「僕驚いちゃった。浅見Aの事聞くとみんなこう言うんだよ?真面目で礼儀正しく、冷静で落ち着きがあるってさ」

「性格が真逆すぎて、正直別の人の話かと思いましたよ」








少し口角を上げた沖矢サンが言う。








「うるせぇ」

「君が安室君を嫌いなのはコレも関係してるのかい?」

「ちっげぇよ!!」








揶揄うように笑う沖矢サンを睨む。

反射的に違うとは言ったものの、本当のところは、多分そうなんだろう。

俺が降谷を嫌悪するのは、昔の自分をちょっとばかし思い出すからだ。








「ねぇ、そろそろ話してよ。猫川さんの過去の事。

・・・・・・組織といつ関わったのか、とかね」

「いいよ。覚悟はしてたし。車の中でいいかい?」

「・・・・・・認めるんだね。関わりがあるって」

「まあな」

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ぶどう - 颯さん» コメントありがとうございます!もうすぐ続編出すので、これからも楽しんでくだされば幸いです。 (2022年9月29日 8時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
- はじめまして、繰り返し小説読ませて頂いています!とても好き、とにかく猫川さんの性格、言動、全て好きです。これからも読み返していこうと思います。頑張ってください! (2022年9月23日 21時) (レス) @page47 id: 65bc4a3600 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - ( ・´ー・`)どやwさん» すいません、不親切でしたね。コメントで言ってもらって大丈夫です(むしろそれ以外の方法がわからない)。ルパコナは書く気満々です。コメントありがとうございました! (2022年8月29日 18時) (レス) @page46 id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
( ・´ー・`)どやw - えっと…コメントで言って良いのか悪いのか…。コメントでリクエストをお願いします。それでルパコナでお願いしたい…!ゼロとメロンパンの執行人という素敵なお話有難う御座います!どんな最新話でも楽しみにしてます! (2022年8月29日 16時) (レス) @page46 id: 4e2cb1d965 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - おと。さん» コメントありがとうございます!ただのめんどくさがりな三軽男なんですが、気に入ってもらえて嬉しいです。頑張らせていただきます! (2022年8月16日 19時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぶどう | 作成日時:2022年8月7日 11時

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