浮所くんのカノジョは美少女！

初披露 ページ40

「続きまして、美少年とHiHiJetsの皆さんです」

「新メンバーだって？
Aちゃんは応援ゲストで１度Mステ出たことあったよね」

「はい！お久し振りですタモリさん！！」


にぱっと笑うA。
隣に座っている飛貴が「可愛い………」と言ったのは聞かなかったことにしよう。


「美少年としては初なんで私。新米ですはじめましてっ！笑」

「なんかテンションおかしくねえ？」


しゃきっと背筋を伸ばしたAに那須が笑った。
それにすかさず直樹と大昇がツッコむ。


「この子、緊張するとおかしくなるんです。」

「ご了承くださーい笑」







〜披露１分前〜

「やばい緊張してきた……………」

「大丈夫大丈夫。Aちゃん練習頑張ってたもん。できるよ。」

「一緒に頑張ろーーーね！！ファイっっ！！」

「いっせ……………りゅうが……………」

いつからそんなに大人になったの。。。
と言えば、その調子だよ！と笑い返してくれる金指。
俺はもう大人だもん！って子供みたいに言う龍我。


「あーー。何で龍我と金指くんと仲良ししてるのかなー？」

「飛貴〜〜」

「頑張ろーね。Aなら上手くいくよ。可愛いもん。」

「わぁ嬉しい✨」

「俺も良いこと言ったのに…………………………」ﾎﾞｿｯ

「全部浮所に持ってかれたよ。」


二人して渾身の拗ね顔である。


「二人ともありがとーーう！嬉しかったよみんな大好き♡」

「大好き〜〜！」

「わ、待って俺も混ぜて！」

「混ぜて、混ぜて」


四人でぎゅーーっ！ああ。癒し。←
そんな様子を見ていたHi美。


「なにあれ」

「小動物の戯れ？」

「せんせー。幼稚園児がいまーーす←」

「じゃあそっとしといてあげましょー←」

「俺も混ざりたい←」

「落ち込むなって。」

「そーそ。しばらくすれば『みずく〜ん！』とか言って来るぞ」

「うん、うん。」


緊張なんかとうに吹き飛んで、



「さあ、行こっか」



初のアイドルとしての舞台。



「頑張るぞっ！！」




ニッと口角をあげた。

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