�将� ページ18
『はあ、
ここ…どこ…？』
会場から出て、周りも見ずに走ってきてしまったものだから迷子になってしまった
『(どうしよう…私、ここの城の中の事なんて何も知らないし、人もいないし…)』
今日はこんなことばかりだな、と思いながらふらふらと廊下を歩く
ふと廊下の横の絵に目がいった
横長の大きな絵画で、可愛らしいドレスを着た女の子の周りに8人の妖精が飛びながら薔薇を捧げている
『…綺麗』
この絵の題名は…と、近寄ってみたが題名の部分がかすれていて読めなかった
『…なんて絵なんだろう』
？「…《求愛》」
『っ！？』
振り向くと、1人の男性が立っていた
スラリと長い足にとろんとした目…丸い瞳が私を捉え、こう言った
？「この絵の題名は、《求愛》」
『求愛…』
？「いい題名だと思わない？」
『あ…そうですね、私…この絵、好きです』
「僕も〜」と言いながらふわふわとした髪を揺らす
『犬みたい…』
つい、口から出てしまった言葉
？「え？」
『…！！！申し訳ありません！！！つ、つい思ってしまったことが！！！』
『(何を言ってるの私！！！初対面で犬みたい、なんて失礼にも程がある…！！！！！)』
？「……犬、か」
『失礼なことを言ってしまって本当に申し訳ありません…っ！！！』
『(確実に嫌な気持ちにさせてしまった…最悪だ…)』
？「…手出して」
『え？どうしt「いいから」
は、はい…』
圧に押され差し出した手の上に彼の手が重なる
？「…わんわん、また会おうね？A姫
ふふ、なんちゃってね」
そう言って私の手を握ったあと、「わんわん〜」と嬉しそうに言いながら廊下の奥へ歩いていってしまった
『名前…あの人も私を知ってるんだ』
彼は私のことを知っているようだけど、私は知らない
とにかく、怒っている様子ではなかったので安心した
もう一度会場へ戻ろう、と踵を返したとき
「エトワール国のA様でお間違いないでしょうか」
いつからその場にいたのか、使用人であろう人物が立っていた
『！？は、はい！』
「我が国、クリスタークの王位継承者であるバンチャン様がお呼びです」
『……私、を……？』
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?(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます泣 まさにその方の雰囲気とか喋り方とかを意識して書いてるので分かってくださる方がいて嬉しいです…；；♥ ぜひこれからもご愛読していただけると嬉しいです！♩ (2月4日 17時) (
レス) id: c8829adc54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 花〇類みのあるわんこ、解釈の一致過ぎます…！！これからの絡みも楽しみです🥹🤍 (2月3日 0時) (レス) id: 9cfd31fdb7 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - かのんさん» 優しくて嬉しいお言葉、本当にありがとうございます…泣 楽しんでいただけてなによりです＞＜♥ コメントとても励みになります、ありがとうございます♩ (1月30日 22時) (レス) id: dde5eba317 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - すごく続きが気になって仕方がないです!!!!チャニ王子に早く会いたい！ (*・∀・*) 自分のペースで頑張ってください♪ (1月30日 21時) (レス) @page18 id: 5667ead880 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - h tさん» わ〜！コメントありがとうございます；♥ 素敵なんて言葉をいただけるなんて光栄です！これからもご愛読していただけたら嬉しいですㅠㅠ (1月29日 22時) (レス) id: dde5eba317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：? | 作成日時：2024年1月24日 21時
