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快斗は笑う僕を見て目を見開くと。
口を開いた。
「 お、お前 探偵なのか⁉ 」
「 一応な。工藤新一って知ってるか? まあそいつのパートナーみたいなもんを
やってるんだ。今は 」
「 へ…へえ… 」
「 お前のことだって色々分かる。例えば ─── 黒羽快斗は
怪盗キッドだっていうこととかさ 」
「 …⁉ 」
快斗の驚いている表情があまりにも面白いので
思わず ふはっと吹き出してしまう。
僕は肩を竦めると彼を安心させるために言葉を付け足した。
「 安心しなよ。今は通報したりしないから。お前が
怪盗キッドの仕事をしている最中では逮捕するかも知れなねえけど 」
「 マジか… 」
「 あれ、認めるんだ。怪盗キッドだってこと 」
もっと否定するかと思ってた。
僕は ゆっくり歩き出す。快斗も僕に合わせて足を動かした。
「 お前に隠し事は通じねえってことが分かったからな。
なんとなくだけど 」
「 そっか。案外勘がいいんだな。怪盗キッド君 」
「 やめろ 」
少し仲良くなれた気がする。
僕はふっと微笑むと手を自分の後ろで組んで。
快斗に問うた。
「 どんな女の子なんだ?
プレゼントを上げるやつ 」
「 ああ、面倒臭い奴だよ。まあオシャレとかは好きな方なんじゃねえか?
知らねえけどさ 」
「 その子のことよく見てるんだねえ 」
「 うるせえ‼ 」
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りんね。rami. - FluteMagicさん» 分かりました!リクエストありがとうございます!今書いているやつのあとになるかとは思いますが気長にお待ち下さると嬉しいです!これからも頑張ります!! (2017年12月31日 11時) (レス) id: 79151c8825 (このIDを非表示/違反報告)
FluteMagic(プロフ) - 初めまして!(そして遅くにすみません。)本編のほうから一気に読ませていただきました。これからも頑張ってください!それで、リクエストなんですけど。「怪盗キッドのショーを見にいく」…なんてのが見たいですっ。 (2017年12月30日 23時) (レス) id: 5813bd30c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんね。rami. | 作成日時:2017年12月30日 11時