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さん ページ3
がむしゃらに飛び続け、ひとつ海を超えた
なんてこった!!
『わあ!!もしかして大陸!?』
島国であろうか?
こんな低いところを飛んでいてはわからない
現代人であった彼女は、すぃーっと翼を羽ばたかせ
地上に近づく
そこにいた人達は着物をきていた
しかし人は少ない
今更だが、もうすぐ夜明け
『日本だ!!!え!!???さっきの日本じゃなかったの!!???』
地面に着地して
ワンピーススカート部分を手ではたく
なんの説明も聞かず飛び出したが
不思議と自分がどんな生物かとは、検討がついていた
まあ新天地に放り出され、翼が生えても飛び立ったようなおなごだ
それこそ今更、といった感じであろう
翼をしまい、彼女は白い洋服を着た黒髪の、赤眼の
美しい女性になった
もうすぐお日様が顔を出す
さあヴァンパイアよ!お日様から隠れねば自分の身は守れぬぞ!
Aは森の奥深くへ、歩いていった
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作者名：あゆうみ | 作成日時：2020年1月7日 20時
