幸せにやれよな。 (ページ6)

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｢結婚式の場で言う事ではないと思いますが

隆一、あんたの笑顔も寂しそうな顔も嬉しそうな顔も、全ての季節を共にするのは自分やと思ってた。

せやけど、こんっなに可愛い嫁さんおるんやったら
きっと自分は目障りやから、ちょくちょく会うぐらいの仲になろうな。幼馴染はやめんでな。

ちっちゃい時の隆一はやんちゃやったのになあ！
今は嫁さん支えなあかん立場やん。いけるんか？
なんかあったら嫁さんもそんで、隆一も連絡してくださいな。

最後に言わせてください。

幸せにしてあげてな。｣

その時は泣かんかったけど

トイレに行き号泣だ。

(よう頑張った。自分頑張ったやん。

もう辛ないで)

そう心は言ってる。

せやな、もう辛くないねんな。

でも、隆一は気づいてたと思う。

私がどんだけ諦め悪い女か。

だからかな、

スピーチの後すぐに

隆一から

(お前は俺の為に尽くしてくれてな。ありがとう。
今頃泣いてんか。俺はお前の幼馴染やからな。
きっと合ってるわ)

せや、せや、

全部あってるわ。

隆一はどこまで人に尽くすねん。

それ以上優しくせんといて。