吸血姫の遊戯事情。【ベイブレードバースト神】

結果 ページ18

「ジークエクスカリバー、バーストフィニッシュ！
勝者、灼炎寺カイザ！」

「……！」

やっぱり、勝てなかった。

(そんな上手くいくはず無いって)
分かってた。分かってたけど……！

「フラン」
「……分かってるよ。出てくから」
「おいおい、話くらい聞けって」
「…何。私、負けちゃったし、もう行こうと思ってたんだけど…」

「フランドール…だっけ？ …あのね、ホントはあんた、あたしとバトルする筈だったのよ」

アナさんが、そう話始める。

「それって…どういう…？」
「つまりさ、シャカはあんたを元々いれるつもりだったのよ」
「ん。俺も世界ランク五位の名は伊達じゃねえ。
お前の可能性を見切ったんだ」
「……？」

ええ？ まるで意図が分からない…！

「本来なら、入団希望の者は、あたしみたいな、実力がまあ…言いにくいんだけど、そこそこ位のブレーダーとバトルする決まりなの」

「だけど、あんたはそれ以上の強さを見抜かれた。
だからシャカはいきなりあんたとバトルしたのよ」
「え、え―！？」

ホントに？ ホントに？
私を強いって思ってくれてたの？

「…お前、随分鈍感なんだな」
「良く考えてみなさい、あんたは女の子なのに、いきなり男とバトルさせられたのよ？」

それもシャカと、とアナさん。

「た、確かに…」
「ぷっ…ふふ…こほん。
とにかく、あんたは入団決定よ」
「…！」

や…やったぁ！









「ちょっと待て」

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