第6話 帰還の時間 ページ8
1月25日
杉「おッ、帰ってきた帰ってきた！」
皆パラシュートを追いかけて走り出し
歓声を上げる
『まさか宇宙に行ってたとは』
烏「とんでもない事をしでかしやがって」
結局あのまま何も聞かされなかった
あのタコは念の為
Aにも同じく配慮したようだ
『どれだけの省庁に謝って回るか
想像もつきませんね』
そう言ってAは愉しそうに笑う
烏「お前他人事だと思って…」
『先輩！頑張って下さいね！』
烏「お前なあ…」
殺「私が生徒を脅して行かせたという事で
この計画を知らなかった貴方達に責任は無い
それにしでかした以上の収穫もあります」
そう言って奴も来てスマホを見せる
殺「人形の替わりに本物の人間を乗せたデータ
更には律さんが見つけたより効率的な宇宙への航路
パラシュート構造の問題と解決に関する私のレポート
これ全部あげるからチャラって事で」
烏「…悪人め」
＊
教室に戻り早速データの内容を見ててみる
『はい、これ』
そんな中Aが俺の目の前に
イチゴ煮オレを差し出した
業「俺にくれんの？」
『カルマ以外に誰がいるの』
業「ありがと、A」
俺はそれを受け取りAの頭に手を置いた
するとAが顔をそらす
業「A？」
『…』
黙るAの耳は赤くなっている
業「期待しちゃうじゃん…」
『え？何を？』
業「別に〜」
『…？』
業「てかさ
A殺せんせーからちゃんと聞いてたの？この事」
ずっと気になっていた事を尋ねた
『聞いてたよ』
あの日以来Aはちょこちょこ休んだり
放課後は決まっていつの間にかいなかったし
この件に関して話し合いをする時も
一切Aの姿を見なかった気がする
業「…ほんとに？」
『ほんとに』
業｢ならいいけど…｣
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ナナシの人 - 前作の最後といい今回の第3話といい カゲロウデイズのヒビヤみたいで少し嬉しかったです(カゲプロ好きなので) (2019年11月21日 16時) (
レス) id: 710da74c2e (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ - もう何回読んでもボロボロ泣けますよね… (2016年7月25日 19時) (レス) id: 3b170e76e9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - トモシビさん» 最後のところ何回読んでも泣けますよね…私も書きながらヤバかったです… (2016年7月25日 9時) (レス) id: cbb44fedf8 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ - 泣ける…ヤバイ、涙が… (2016年7月25日 2時) (レス) id: 3b170e76e9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 夢主ちゃんの過去・・・てか殺せんせーでてきたし・・・どうなるの？ (2016年7月19日 17時) (レス) id: 0628018844 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年4月10日 15時
