裏アリ副会長5【暗殺教室】赤羽業

第5話 作戦会議の時間 ページ7

竹「普通に考えてみよう



殺す以外の方法で爆発しないようにできるなら

それも立派な選択肢になるはず



殺す研究と平行で必ず少しは助ける研究も進めてるはず

それを皆で探ってみないか？」





烏「おそらくそれは無理だ

このタコを作った研究組織は責任を問われ

先進各国に研究のデータと主導権を譲り渡した



今は各国トップの科学機関が研究を分担し

地球を救う国際プロジェクトチームを形成している

当然プロジェクトの情報は全て最高機密

研究内容を君等が知るのは…」





律「プロジェクトのデータベースに侵入しました」





烏「何ィ！？」





律「オンラインで繋がっているCPUなら大体侵入できます」





杉「世界中でやってる研究項目と研究スケジュールが全部わかる！」





律「…ただ具体的内容は機密保護が厳重すぎて分かりません



最重要情報のやり取りに至っては

専用回線すら使われた形跡がありません」





中「じゃあ核心情報はどうやって伝えてるの？」





『手渡しだよ

人の手で直接厳重に管理したメモリを運ぶ

原始的な方法だけど最も情報を盗まれにくいからね』





殺「Aさんの言う通りです」





前「肝心の殺せんせーを救う研究はやってんのかよ？」





不「えーと…これ

今研究中でそれらしいのはこれしかない

アメリカ班の研究！

最終結果サンプルは1月25日

ISSより帰還予定…」





「「「国際宇宙ステーション！？」」」





木「…その研究結果は地球に帰ったらすぐ分かんのかよ？

烏間先生がリミットにした今月中によ」





烏「…おそらく結論がどちらにせよ

末端の君等にすぐに伝わる可能性は低い



状況によっては最後まで君等に情報は来ない」





原「…それじゃ最悪の場合

私達は先生を救えるかどうかも分からないまま

モヤモヤした気持ちのまま3月まで暗さつを続けろと？」





業「烏間先生

結果はどうあれ俺等は暗殺やめないよ

けど半端な気持ちでやりたくない



だから今はっきりと知りたいんだ

卒業まで堂々と暗殺を続ける為に」





烏「……」





殺「烏間先生、席を外してもらえませんか」





ここからの話は貴方の責任問題になりかねない





殺「それからAさんも

今日は生徒会の日では？」





『え、今日は…』





殺「あるみたいですよ」





『？はい』





すみません

本当は君も一緒にここで聞いて欲しいが

念のためです

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