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第43話 決断の時間 ページ45

殺「ふぃーっ、疲れました」





あれから柳沢と二代目死神が乱入してきて

苦戦はしたもの殺せんせーによって

柳沢は何処かに飛ばされ

二代目死神は…





倒れこんだ殺せんせーは

いつになく満足気で

いつになく弱々しく





殺「皆さん

暗殺者が瀕死のターゲットを逃がしてどうしますか」





それでもやっぱり殺せんせーだった





殺「わかりませんか?殺し時ですよ

楽しい時間は必ず終わるものです

それが教室というものだから」





そしてやはりこの時が来てしまった



空を見上げると

膨れ上がっていくレーザーの光が

予定に変更が無い事を

雄弁に残酷に物語っていた





磯「…皆、俺達自身で決めなきゃいけない

このまま手を下さずに

“天”に任せる選択肢だって勿論ある



手上げてくれ、殺したくない奴…?」





全員が手を上げる





磯「…OK、下ろして

殺したい奴…?」





この1年間のことが頭を過ぎる





俯いたまま全員が手を上げた





それを見て殺せんせーはニコッと笑う





それでもこれが私達の答えだ



絆を守って卒業する為に

恩師に対してすべき事

皆が痛いほどわかっていた



仰向けの殺せんせーを私達は押さえる





中「こうしたら動けないんだよね、殺せんせー」





殺「その通りです中村さん

握る力が弱いのが心配ですけどねぇ」





そう言われ触手を抑え込む手に力を入れる





片「ネクタイの下…心臓…だよね

最後は…誰が?」





渚「…お願い皆、僕にやらせて」





寺「…誰も文句は無ぇ」





業「この教室じゃ…渚が主席だ」





渚君は殺せんせーに跨りネクタイにナイフを当てた





殺「ネクタイの上から刺せますよ

もらったその日に穴をあけてしまったので

そのままにしておきました

これも大事な縁ですから





…さて皆さん、いよいよですね





1人1人にお別れの言葉を言っていたら

24時間あっても足りません



細かい事は教室に残したアドバイスブックに残してきたので

長い会話は不要です

そのかわり





最後に出欠を取ります





1人1人先生の目を見て大きな声で返事を下さい」

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 烏間惟臣   
作品ジャンル:アニメ
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ナナシの人 - 前作の最後といい今回の第3話といい カゲロウデイズのヒビヤみたいで少し嬉しかったです(カゲプロ好きなので) (2019年11月21日 16時) (レス) id: 710da74c2e (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ - もう何回読んでもボロボロ泣けますよね… (2016年7月25日 19時) (レス) id: 3b170e76e9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - トモシビさん» 最後のところ何回読んでも泣けますよね…私も書きながらヤバかったです… (2016年7月25日 9時) (レス) id: cbb44fedf8 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ - 泣ける…ヤバイ、涙が… (2016年7月25日 2時) (レス) id: 3b170e76e9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 夢主ちゃんの過去・・・てか殺せんせーでてきたし・・・どうなるの? (2016年7月19日 17時) (レス) id: 0628018844 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウ | 作成日時:2016年4月10日 15時

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