第40話 脱出の時間 ページ42
夜になり僕達はAちゃんから受け取った爆薬を使って外に出た
イ「遅いわよ
私の完璧な脱出マップがありながら」
矢「ビッチ先生これは…」
イ「カラスマとAから頼まれてね
思ったよりかかっちゃったわ
E組教師を口実に通って心を開かせて
休憩室で見張り全員が談笑する習慣を作って
あんたらの脱出経路を確保するまで
Aにも感謝することね」
倉「やっぱりAちゃんも!」
木「でも何であんな風に…」
イ「あの子はあんた達に迷惑かけたくなかったのよ」
寺「あ?迷惑?」
イ「狙われていたのよ」
渚「狙われてた?」
イ「あら、あんた達知らないの」
業「ビッチ先生、どういうことそれ」
イ「私の口から言っていいのかしら」
業「いいから」
イ「わかったから落ち着きなさい」
ビッチ先生は迫るカルマをなだめて続けた
イ「何度か死にかけてるのよ」
「「「は!?」」」
イ「カルマ、あんたといる時が最初だったって言ってたわよ
カルマがいなかったら
今頃自分はこの世にいないって」
前「そうなのかカルマ!」
業「あ…ああ…トラックに轢かれかけた」
驚くしかなかった
イ「その後もねカラスマといる時に鉄柱が落ちてきたり」
「「「鉄柱!?」」」
茅「何でそんな」
イ「AをE組から抜けさせるためよ」
中「E組にいたって変わらなくない?」
イ「Aの行動範囲を狭めることが出来るわ」
杉「わざわざ?」
イ「何で中学生のAがこんな所にいれるか分かる?」
糸「保護されたからじゃないのか?」
イ「ええ、確かにそう
でもそれ以上に国はAの高い能力を気に入ったの
それで今回の任務に徹して欲しかった
下手にE組で動かれると
大きく計画に支障が出ると思われてね
現にあんた達は動いたでしょ
そこにAがいなくて心底安心したんじゃないかしら
もしいたらあんな簡単に捕獲できなかっただろうから」
速「そんなに…」
僕等は改めてAちゃんの凄さに息を呑む
イ「そういうこと
さ、こんな話し込んでいる場合じゃないわ
今は切り替えなさい!
レーザーの発射時刻は日付が変わる直前ですってね
どういう結果になるのかは私は知らない
けどどのみち明日は卒業式の日なんでしょ
最後の授業、存分に受けてらっしゃい」
「「「はい!」」」
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ナナシの人 - 前作の最後といい今回の第3話といい カゲロウデイズのヒビヤみたいで少し嬉しかったです(カゲプロ好きなので) (2019年11月21日 16時) (レス) id: 710da74c2e (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ - もう何回読んでもボロボロ泣けますよね… (2016年7月25日 19時) (レス) id: 3b170e76e9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - トモシビさん» 最後のところ何回読んでも泣けますよね…私も書きながらヤバかったです… (2016年7月25日 9時) (レス) id: cbb44fedf8 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ - 泣ける…ヤバイ、涙が… (2016年7月25日 2時) (レス) id: 3b170e76e9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 夢主ちゃんの過去・・・てか殺せんせーでてきたし・・・どうなるの? (2016年7月19日 17時) (レス) id: 0628018844 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウ | 作成日時:2016年4月10日 15時