第28話 発動の時間 ページ30
殺「皆本当に私を感動させてくれます
残る大仕事は卒業アルバムの編集のみ
しばらくは学校で寝泊まりですねぇ」
烏「…そうか」
殺「あなたとイリーナ先生の関係の進展も記事にせねば
この後5時間ほど取材しますよ」
烏「するか！帰る！」
教室の扉の前で足を止める
烏「…教育に良いアルバムにしろよ」
それだけ言って俺は教室を出た
…素直に認めよう
お前の作ったこの教室で
どれほど多くを学んだか
生徒も…俺も
だがそれもタイムリミット
校舎からある程度離れたところで電話を取り出す
烏「…烏間だ」
『“報告をお願いします”』
電話の向こうからはAの声
烏「奴は単体で教室にいる
この後動く事は無いだろう」
『“分かりました
お疲れ様です”』
淡々と話すA
お前は今どんな気持ちで…
なんて聞くまでもないか
Aの事だ
己の気持ちは心の奥底に封じ込めているのだろう
『“だそうです”』
「“聞いての通りだ、皆さん
予定通り今夜
最終暗殺を発動する”」
＊
「今ボタンを押したこの瞬間
奴の“死”が確定した 」
＊
「第一射校舎全域に命中！」
「奴は！？」
対先生透過レーザー衛星
通称“天の矛”が発動した
これは職種生物のみを溶かすが…
「…なんと」
「信じられん
あれをかわすか！？」
「音もなく高速で降ってくるレーザーだぞ！？」
まあそれも予想通りで
「だがね、これで終わりじゃない
逃げた先には
もう一つの兵器が稼働している」
対先生透過レーザーバリア
通称“地の盾”
…両者も少しむず痒い名だというのには触れないで欲しい
「レーザーは地中まで透過している
殺すのではなく逃がさないための光の檻だ」
「地上部隊を！
ケースB-1で緊急配備！」
「「「ははっ！」」」
「西条」
『はい』
「彼を呼んで来てくれ」
『はい』
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ナナシの人 - 前作の最後といい今回の第3話といい カゲロウデイズのヒビヤみたいで少し嬉しかったです(カゲプロ好きなので) (2019年11月21日 16時) (
レス) id: 710da74c2e (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ - もう何回読んでもボロボロ泣けますよね… (2016年7月25日 19時) (レス) id: 3b170e76e9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - トモシビさん» 最後のところ何回読んでも泣けますよね…私も書きながらヤバかったです… (2016年7月25日 9時) (レス) id: cbb44fedf8 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ - 泣ける…ヤバイ、涙が… (2016年7月25日 2時) (レス) id: 3b170e76e9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 夢主ちゃんの過去・・・てか殺せんせーでてきたし・・・どうなるの？ (2016年7月19日 17時) (レス) id: 0628018844 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年4月10日 15時
