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第9話 保護者の時間 ページ11

放課後ヤツがいない

静かな職員室で資料を整理していると





磯「烏間先生!」





磯貝君と前原君が血相を変えて職員室に入ってきた





烏「どうし…」





前「よく分かんないけどAが!」





A?





烏「西条さんがどうした?」





嫌な予感しかしない





磯「とりあえず来てください!早く!」





烏「あ、ああ分かった!」





この2人よ焦りよう

只事ではないことは確かなようだ





急いで磯貝君達についていく

すると廊下に生徒達が立ち尽くしていた





烏「すまない、どいてくれ」





そう言って俺は生徒達を掻き分け出ると



その先には壁を背に座り込み

怯えているAと

それを愉しそうに見下ろす男がいた





その男はAの顎下に添えた指を

首筋に沿わせAの首を掴もうとしている





烏「やめろ!!」





俺は飛び出しその男の手を払い

膝をつきそのままAの後頭部をぐっと引き寄せた



Aの全身の震えが伝わってくる





烏「何故お前がここにいる」





「おや、貴方は…」





烏「何故ここにいるかと聞いているんだ」





「決まっているじゃないですか



その女…

西条Aに用があって来たんですよ」





烏「今更Aに何の用がある」





「貴方には関係ありませんね」





烏「俺はAの保護者だ



用件があるなら全て俺を通して言え」





「そんな怖い顔しないで下さいよ

貴方には迷惑かけませんから」





烏「それはAには危害を加える

そういう事か」





「だから私は何も貴方には言いませんよ」





烏「…今、俺には迷惑をかけないと言ったな」





「ええ」





烏「こいつに何かあれば

俺にとってそれは迷惑だ」





「ほほう…そうきますか」





烏「だからお前が何を考えているかは知らんが



おそらくそれは間違いなく

俺に迷惑がかかる事だろうな」





「クククッ…





優しい保護者ですね





まあでもとりあえず

今日のところはお暇させてもらうとしよう」





そう言って笑った

そんな余裕そうな目の前の男を睨みつける





烏「次はない

Aの前に姿を現すな」





「そう言われましてもねぇ…」





烏「お前の意見なんか聞いていない





今後一切









Aに関わるな」

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業 , 烏間惟臣   
作品ジャンル:アニメ
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ナナシの人 - 前作の最後といい今回の第3話といい カゲロウデイズのヒビヤみたいで少し嬉しかったです(カゲプロ好きなので) (2019年11月21日 16時) (レス) id: 710da74c2e (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ - もう何回読んでもボロボロ泣けますよね… (2016年7月25日 19時) (レス) id: 3b170e76e9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - トモシビさん» 最後のところ何回読んでも泣けますよね…私も書きながらヤバかったです… (2016年7月25日 9時) (レス) id: cbb44fedf8 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ - 泣ける…ヤバイ、涙が… (2016年7月25日 2時) (レス) id: 3b170e76e9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 夢主ちゃんの過去・・・てか殺せんせーでてきたし・・・どうなるの? (2016年7月19日 17時) (レス) id: 0628018844 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウ | 作成日時:2016年4月10日 15時

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