報道19 ページ21
“今話題のあの2人が！？”
＊
「ハイ！というわけでやって来ました！」
及川「私達の出身、私立青葉城西高校です！」
カメラに向かって話す徹とこの番組のMCであるタレントさん
その隣で私もカメラに笑顔を向けている
『久しぶりだね』
及川「ほんと」
なんと母校に行こうという趣旨のバラエティー番組に
徹とゲスト出演
交際宣言してから2人でテレビに出るのはこれが初めてだった
「卒業されてからは？」
『1回だけ、オフの日に』
及川「そうそう！」
『いっても卒業してまだ2年なので
知ってる後輩もいます』
「そうなんスか！
じゃあ早速入って行きましょうか」
＊
「「「キャーーーーッ」」」
「うお、メッチャ喜んでるじゃないですか。
てか及川さんのファンサ(笑)」
『在学中もずっとこんな感じでしたよ』
女の子達に手を振る徹を見ながら言った
「スゲェ…
白咲さんはそんな及川さんを見て嫉妬しなかったんですか？」
『えっ、私ですか』
突然振られた質問に驚く
こういう事も当然聞かれるようになるのか
なんて考えながら答える
『んー…全くなかったって言ったらウソになりますかね…』
「うおーーーッ、白咲さんのデレごちそうさまデース！」
及川「そうだったの！？」
今まで女の子達に手を振っていた徹なのに
こういう事は相変わらず聞き逃さない
『げっ、聞いてたの』
及川「Aの声は何でも耳に入るからね！」
「及川さん、今の白咲さんの言葉を聞いてどう思いました？」
及川「ただただ嬉しいですね。
ありがとうございます！
まあでも逆に俺もだったんで、そこはお相子です」
平然と述べる徹に思わず私はポカンとする
「ということは白咲さんもやっぱりおモテになったと」
『いや、そんなことはな…』
及川「ありましたね。
ほんと凄かったですもん」
「メッチャ想像つきます」
『ちょっ…2人して…
私の話はいいんです！』
「いやいや！
今日は及川さんと白咲さんの話をしてもらうんスよ」
『…そうでした』
＊
及川「あ、体育館着きました！」
「おっ、ほんとだ、着きましたよ！」
体育館の入口に立つと聞こえてくる掛け声とボールの音
この扉の先に私達の青春が詰まっている
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ユウ(プロフ) - あやさん» それほど言っていただけるとは私まで泣きそうです。こちらこそありがとうございます！ (2017年8月16日 18時) (
レス) id: 90a11583d9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 及川さんがかっこよすぎて、そして幸せそうでガチ泣きしました。こんな素晴らしいお話を書いてくれてありがとうございます (2017年8月15日 15時) (レス) id: 82d4d2dc66 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - *円華*さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいかぎりです！新婚さんの件、検討させていただきます (2017年7月8日 18時) (レス) id: bc7d7ad0aa (このIDを非表示/違反報告)
*円華*(プロフ) - マネの時代から見させていただいていました…最高ですね！なんか、もう、ほんと、凄い小説でした！新婚さん投稿、お話の世界の人々だけでなく、是非私たちにも見せて頂きたいのですが… (2017年7月3日 19時) (レス) id: ba9223ed8c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - suzuhaさん» 前作から読んでいて下さったのですか！ありがとうございます！今のところなかったのですが、検討してみます！ (2017年7月2日 8時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2017年6月4日 11時
