No.7 夏休み ページ9
『帰るんじゃないの』
及「たまにはいいじゃん！」
帰ると思いきや徹に連れられて来た所は小さな古い喫茶店だった
＊＊＊
澤「宇治金時だな」
壁にかけられた扇風機の風を顔に受けながら
大地はカギ氷のメニューをチラリと見て言った
管「じゃあ、俺ブルーハワイにしよ」
俺はそう言いメニューを旭に渡したその時
澤「あ」
大地の声に振り返ると
及「偶然だね〜」
そこには及川が立っていて
さらにその隣には
『2日ぶり！』
ニコッと笑うAがいた
＊
澤「にしても驚いたな」
管「ほんとに」
未だメニューと睨めっこの旭を傍に
俺と大地は話していた
Aと及川はというと
隣のテーブルに座り
そちらもメニューを覗き込んでいる
及「A何にする？」
隣のテーブルなので聞こえてくる会話
『私ブルーハワイにしようかな』
あ、俺と同じ
なんて少し嬉しく思ってしまうが
いやいやいや、やめろ、女々しいぞ
そう思い止まる俺
『徹は？』
及「んー、まだ迷ってる」
『私が決めてあげようか』
及「おっ、それいいね」
『じゃあ味なしのカキ氷で』
及「ちょっ、それただの氷！
そんな事だろうとは思ったけど！？」
澤「Aってやっぱ見た目に反して
結構ギャップあるよな」
そんな2人を見て小声で言ってくる大地に
俺はうんうんと首を縦に振る
そうして窓際の小さなテーブルで俺達が身を寄せあっていると
外から窓ガラスがコンコンと叩かれた
澤「ん？」
顔を上げて見ると
外からヒョコッと顔を覗かせていたのは
引退した元女子バレー部主将の道宮だった
道「よっ！」
澤「お、おう、久しぶり」
見慣れない私服姿に少なからず緊張している
道「今日練習は？
あんたら3人がサボりの訳ないけどさ」
澤「ああ、この暑さだろ？
烏養さんが午後の練習休みにしてくれたんだ」
管「で、3人で夏休みっぽいことしてたってワケ」
『そうだったんだ』
道宮の笑いに混じり
聞こえてくるAの笑う声
俺達に背を向ける形で座っていたAにも当然
普通にこちらの話も聞こえるわけで
『ごめん、つい』
そうAが謝ったその時
道「えっ！？白咲さんじゃん！」
道宮が驚きの声を上げた
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未來(プロフ) - ユウさん» こちらこそよろしくお願いします(´∀｀*) (2017年2月5日 23時) (
レス) id: 92772c825e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 未來さん» フォローありがとうございます。フォロバさせて頂きました！今後ともよろしくお願いします^^* (2017年2月5日 23時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - ユウさん» Twitterフォローしました！未來って名前でやってます。これからも作品楽しみにしてます♪♪ (2017年2月5日 18時) (レス) id: 92772c825e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 誄さん» 明けましておめでとうございます！ありがとうございます！本当に励みになります。本年もどうぞよろしくお願いします (2017年1月5日 19時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
誄(プロフ) - 明けましておめでとうございます！今年も作者様の事めいいっぱい応援させていただきます！今年も宜しくお願いいたします。 (2017年1月4日 8時) (レス) id: 473d6b98c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年12月23日 10時
