No.5 deep Kiss ページ7
私はクロの願いを受け入れた
『んっ』
目を瞑った瞬間
唇に感じる柔らかな感触
イヤとかそういう感情は全くなかった
クロのことも嫌いじゃない、むしろ好きだからか
でもそれは徹に対してとは少し違うもの
なぜ受け入れたのか
そう聞かれたら分からない
だけど受け入れた
＊
『…っ』
…苦しくなってきた
瞑った目を少し開くと
眉間に皺を寄せるクロの顔が見える
苦しそう
それが何に対してかは分からない
『ク…ｯﾝﾝ!?』
名前を呼ぼうと少し開けた瞬間
すかさず私の口内に侵入してきた新たな柔らかい感触
『んぁっ！？』
待て待て、これは聞いてないぞ
『んん…』
黒「んっ……は…」
私のキス経験は
熱に侵された徹との
触れるだけのファーストキスのみ
こんなキスは経験もしたことがない
全くもって初めてなものだった
身体が痺れるような感覚
力が抜けて抵抗することもできないので
キスをこちらから終わらすことも出来なかった
『ｯはぁっ……』
とにかく必死だった私は
どれほど時間が経ったか分からないが
クロがした最後のキスのリップ音により
やっと長い長いキスが終わりを告げた
『ﾊｧｯ……ﾊｧｯ…』
クロも私も息切れをするほどのキス
黒「…ｯ悪ィ……」
『だ…大丈夫……』
びっくりしたけど
黒「起きれるか」
いつの間にか私の顔の横にあったクロの腕は
手だけでなく肘までついていた
その手を再びつき
クロは私に被さっていた体を起こし
そう言った
『もう暫くこのままで…』
力の抜けた私の体はそれを望んでいたのだが
黒「それはダメだ」
そう言ったかと思うと
クロに腕を引っ張られ体を起こされた
『！？？』
黒「それはマズイ」
『ごめん、ベッドに寝転がられるの嫌だったんだ』
黒「ちげえ！」
『あ、そうなの』
黒「…我慢できなくなんだよ」
ボソッと何かを呟いたクロの言葉は聞こえなかった
『何て？』
黒「何でもねー…」
『なら良いけど…』
黒「…寝るか」
『うん』
こうしてクロの部屋で過ごす最後の夜が終わっていった
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未來(プロフ) - ユウさん» こちらこそよろしくお願いします(´∀｀*) (2017年2月5日 23時) (
レス) id: 92772c825e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 未來さん» フォローありがとうございます。フォロバさせて頂きました！今後ともよろしくお願いします^^* (2017年2月5日 23時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - ユウさん» Twitterフォローしました！未來って名前でやってます。これからも作品楽しみにしてます♪♪ (2017年2月5日 18時) (レス) id: 92772c825e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 誄さん» 明けましておめでとうございます！ありがとうございます！本当に励みになります。本年もどうぞよろしくお願いします (2017年1月5日 19時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
誄(プロフ) - 明けましておめでとうございます！今年も作者様の事めいいっぱい応援させていただきます！今年も宜しくお願いいたします。 (2017年1月4日 8時) (レス) id: 473d6b98c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年12月23日 10時
