俺らのマネは＊3【ハイキュー】

epilogue ページ41

及「ワハハハ！どうだA！

俺の潔白は証明されたよ」





満面の笑みで俺はAを見る





『本当にずっと私のこと…』





及「告白の時言ったでしょ？

俺は一緒にいなかった時もずーっと好きだったよ」





『でも私なんかよりもずっと可愛い子に

いっぱい告白されたでしょ

それにもなびかなかったの？』





及「全く

てかA以上に可愛い子なんていなかったし

そもそも俺にはA以外は考えられなかったモン」





そう言うと目の前のAはキョトンとした後

バッと自分の顔を両手でおおった





及「え、なにごと？！」





『…何でもない』





及「いやいや何でもなくないでしょ！」





俺は明らかに変なAの腕を掴み

顔を隠すAの手をどかした





及「！」





すると現れたAの顔は赤く染まっていた





及「Aの赤面！しかも耳まで！超レア！」





『うるさいなァ

嬉しすぎて抑えきれなかったの

恥ずかしいからあんま見ないで』





そう言っててっきりまた顔を隠すかと思いきや

いきなり俺に抱き着いてきた





及「！？」





『…こうしたら顔見れない……』





及「っ！」





なんだよ、やること全部ほんと可愛すぎるんだよ





及「見られないのは残念だけど

それよりもこうしてAに触れてたいから嬉しいよ！」





そう言い俺をギュッと抱きしめているAに

俺も手を回して抱き締め返した





『…わざわざそれ口にしなくていい』





及「あ、今のでまた顔赤くなった？」





『うるさいよ…』





及「俺の前では恥ずかしがらずに全部さらけ出していいんだよ

というかむしろさらけ出してほしいな」





『…なんとなく言い方……』





及「俺は色んなAを見たい」





『そんなイイものじゃないのに…』





及「俺にとってはAの全部がイイものなの！」





『っ！』





及「オーケー？」





俺がそう言うとAは体を離し抱き着くのをやめた





及「A？」





そんな俺の呼びかけには答えず

再び近付いてきたかと思うと

Aから俺の唇にキスをした





及「！」





『I love you,徹』





唇が離れ見えたのは

今度は隠すことなく

耳まで真っ赤に染め

綺麗な笑顔を浮かべた

Aの顔だった









＊









俺らのマネは





俺のカノジョになりました。

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