No.1 最後 ページ3
昨日合宿から帰ってきた
合宿が終わってからは2日間
ユースの練習が入っていて
そのまま黒尾家にお世話になっている
先にお風呂を借りた私は
今お風呂に入っているクロの部屋で1人待っていた
もうちょっとしてからにしようと
まだ布団を敷いていないので
クロのベッドに腰を降ろさせてもらう
だけでなく
『はぁ〜
クロのベッドほんとフカフカ』
そう息をつきながら背中も預けてしまう
それからどれほどの時間かは分からないが
何も考えずボーッとしていた
『こうしてクロの部屋に泊まるのも最後かな』
そう口にしたその時
部屋のドアが開いた
黒「アチィ」
そんなことを言いながら入ってくるクロ
『夏のお風呂さっぱりして気持ちイイけど
やっぱり暑いよね』
黒「そうなんだよな」
それから私は体を起こして
首からタオルをかけたクロをじっと見た
黒「な、何だ…」
『毎朝朝風呂入ったら良いんじゃない？』
黒「そんな時間ねーよ」
『ま、トサカも嫌いじゃないんだけどね』
黒「…そりゃドーモ」
＊＊＊
『こうしてクロの部屋に泊まるのも最後かな』
風呂から上がり部屋のドアに手をかけた瞬間聞こえたAの声
そうか、最後なのか
それについて嬉しさなんて感じるわけもなく
寂しさや惜しさといった気持ちに襲われる
それを掻き消すようにドアを開けた
黒「アチィ」
『夏のお風呂さっぱりして気持ちイイけど
やっぱり暑いよね』
黒「そうなんだよな」
するとAは俺のベッドに身を任せていた体を起こして
俺をじっと見てきた
黒「な、何だ…」
好きなヤツに見つめられて
当然動揺しないわけもなく
柄にもなく体が動かなくなる
『毎朝朝風呂入ったら良いんじゃない？』
どうせそんな事だろうと思ったがな
黒「そんな時間ねーよ」
『ま、トサカも嫌いじゃないんだけどね』
そういうのもだいぶ困るんだ
黒「…そりゃドーモ」
俺の心臓はコイツに振り回されてばかり
その度に俺は必死に
自分の気持ち、理性を隠し抑えていたのだが
『そういえばさ』
この後に続くAの言葉で
自分がどうなるかも知らず
俺はそのAの言葉を待った
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未來(プロフ) - ユウさん» こちらこそよろしくお願いします(´∀｀*) (2017年2月5日 23時) (
レス) id: 92772c825e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 未來さん» フォローありがとうございます。フォロバさせて頂きました！今後ともよろしくお願いします^^* (2017年2月5日 23時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - ユウさん» Twitterフォローしました！未來って名前でやってます。これからも作品楽しみにしてます♪♪ (2017年2月5日 18時) (レス) id: 92772c825e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 誄さん» 明けましておめでとうございます！ありがとうございます！本当に励みになります。本年もどうぞよろしくお願いします (2017年1月5日 19時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
誄(プロフ) - 明けましておめでとうございます！今年も作者様の事めいいっぱい応援させていただきます！今年も宜しくお願いいたします。 (2017年1月4日 8時) (レス) id: 473d6b98c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年12月23日 10時
