No.13 幽霊 ページ15
金「出てきやがれ、不審者野郎！
幽霊じゃねーならひとっつも怖くねーんだよ！」
突然金田一の叫び声が体育館に響いた
皆その声に驚く
すると近くでスコアをつけていたAさんが俺に尋ねた
『金田一どうしたの
いきなりマット引っ張り出してきたかと思えば』
国「幽霊が怖かったんだと思います」
『幽霊？』
国「…まあ大丈夫だと思います」
『…そう？でも一応様子見てくるね』
そう言うとAさんは
持っていたスコアボードを置いて金田一の方へ行った
と同時に興味深そうに及川さんも金田一の元へ
及「急に叫んで何やってんの金田一
それ何に使うつもり？
もしかして…俺のための花道とか？
でも俺に似合うのはそんなマットよりも
もっとふかふかのレッドカーペット…」
にこやかに喋っていた及川さんの隣で
ドン引きのAさんに加え
岩「あ？ハナがどうしたって？」
背後から静かに鼻フックを決めた岩泉さんが
冷たい声で問いただした
及「岩ぢゃん、鼻はヤメデ！」
岩「赤い絨毯がいいなら鼻血で染めるか？」
『うわそれ猟奇的…』
ジダバタと暴れる及川さんを締め付け
岩泉さんが怒鳴る
岩「お前がチャラチャラしてっから
後輩が訳のわかんないことするんだよ！」
及「それ流石に言いがかり！」
岩「京谷だって戻ってくるんだから
しっかりしてろっつーの！」
岩泉さんが手を放し
ようやく解放された及川さんが
赤い鼻を啜りながら岩泉さんのことを見る
及「狂犬ちゃん？
まあ、岩ちゃんに狂犬ちゃんを飼い慣らすのは無理かもねー」
岩「ほほう…」
しんと静まり返った体育館に再び及川さんの悲鳴が響く
傍では呆れた様子のAさんが
金田一とマットを巻き直し始めた
金「す、すいません、俺のせいで…」
『気にしなくていいよ
もうあの人達はほっとくのに限る』
金「ウ、ウス」
＊
矢「飼い慣らす…ていえば」
側にいた矢巾さんがポツリと口にした
国「？」
矢「アイツ
…Aさんにはもう既に飼い慣らされてたな……」
独り言のように言われたそれを
首を傾げた俺が理解するのは
もうすぐの話である
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未來(プロフ) - ユウさん» こちらこそよろしくお願いします(´∀｀*) (2017年2月5日 23時) (
レス) id: 92772c825e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 未來さん» フォローありがとうございます。フォロバさせて頂きました！今後ともよろしくお願いします^^* (2017年2月5日 23時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - ユウさん» Twitterフォローしました！未來って名前でやってます。これからも作品楽しみにしてます♪♪ (2017年2月5日 18時) (レス) id: 92772c825e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 誄さん» 明けましておめでとうございます！ありがとうございます！本当に励みになります。本年もどうぞよろしくお願いします (2017年1月5日 19時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
誄(プロフ) - 明けましておめでとうございます！今年も作者様の事めいいっぱい応援させていただきます！今年も宜しくお願いいたします。 (2017年1月4日 8時) (レス) id: 473d6b98c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年12月23日 10時
