俺らのマネは＊3【ハイキュー】

No.35 有名人 ページ37

及川とAが付き合い始めた





学校は朝からこの話題で持ちきりだった



“やっとか”

“まだ付き合ってなかったのか”

そんな声も飛び交う中





花「お、有名人お2人さん」





及「マッキー、岩ちゃん、まっつん！」





『おはよう』





松「はよー」





たまたま会った花巻と松川と廊下で話していると

ちょうど今来たであろう及川とAが歩いてきた





花「スゲー見られてんな」





及「ホントだね〜」





岩「相変わらずムカつくな、オイ」





及「え、今ので！？」





理不尽！と騒ぐ及川の隣で

不思議そうな顔のAが目に入った





岩「どうした？」





『あ、いや、私達が学校に来る前からこの状態って』





花「それならお前らが朝

手を繋いで学校に来るのを見たやつが結構いるだろ」





及「なるほどね！」





『あー





…なんか恥ずかし』





チラッと周りを見てからそう呟くA





花「ていう割にはあんま恥ずかしくなさそうだけど？」





『そんな事ないよ』





松「そういや白咲の赤面とか見たことないよな」





『えっ？』





花「白咲って何があっても落ち着いてるよな」





松「確かに、及川に何されても全然動じないし」





『そ、そう？』





岩「Aは顔に出にくいんじゃねーの」





『え、いや…えっと

それはその…』





「「「？」」」





歯切れの悪くなったAに

俺達は首を傾げる





『バレないように

我慢…してたから』





花「てことは内心は」





『すごく焦ってた』





「「「……」」」









花「可愛すぎかよ！」





及「その通り！

けどいくらマッキーでもAは渡さないよ！？」





花「誰もお前からなんか取らねーよ！」





なんてAの発言に

朝から悶える俺達だった









＊





及「てか恥ずかしいって

俺と付き合ってることが？！」





『そんなこと言ってないでしょ』





及「ほんと？」





『ほんと』









岩「惚気けてんじゃねーよ」





及「イタッ！痛いよ岩ちゃん！」









よかったな、及川

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