No.5 構ってちゃん ページ7
松「なるほどな」
『…私の説明で分かった？』
松「おう、先生より分かりやすいわ」
『いや、それは褒めすぎ
けど分かってもらえて良かった』
＊
岩「なあAこの問題は」
それからは岩泉の個別が始まった
花「いつもこんな感じで勉強してるのか？」
及「うん、割と」
松「そういや及川高2の2学期辺りから
さらに順位上がり始めたよな」
花「岩泉も同じ頃に
数学の成績ちょっと上がり始めた感じだった」
及「それAのおかげ
岩ちゃんは数学ほんとダメダメだったからね」
岩「否定はしないが
聞こえてるからな」
及「ゴメンナサイ」
松「まあでも白咲
中間期末ともに首位独走だもんな
そんな奴に勉強見てもらえて上がらない方がおかしいわ」
そう、白咲は転校してきて1発目の中間からずっと総合1位なのだ
最初に貼り出された順位表を見た瞬間学校全体が沸いたのを覚えている
及「ねー、岩ちゃんばっかズルいよ」
すると突然及川はそう言い
岩泉に教えていたAの頬をつついた
『徹も他に分かんないのあるの？』
白咲は一瞬驚いたようだったが
いつも通り及川の方を見る
及「今のとこない」
『何それ』
ただ及川は白咲に構って欲しかっただけのようだ
及「あっ、そうだ」
そして今度は
良い事を思い付いたと言う及川
及「岩ちゃんの質問が終わったら
Aもこっちで一緒に勉強しようよ」
花「おっ、いーじゃんそれ」
『皆がいいならそうしようかな』
岩「その方が助かる」
松「俺も勿論いいぞ」
及「決まりー」
皆反対する理由なんてなく賛成する
松「じゃあ場所つめとくか？」
『あ、ううん
私今日ひたすら教科書を読むつもりだったから大丈夫』
「「「？」」」
＊
『いつでも遠慮せずに分かんないの聞いてね
私に分かる問題であれば教えれると思うから』
岩泉の質問に一区切り付いたようで
白咲は自分の部屋から教科書を持って来て床に積み重ねると
及川の背中を背に座った
花「確かにスペースはいらねーな」
つまりは及川と背中合わせで座っているということだ
松「及川顔」
岩「ニヤニヤすんな」
及「分かってるから何も言わないで！」
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ユウ(プロフ) - ありがとうございます！訂正いたしました！ (2017年8月4日 20時) (
レス) id: 926e734020 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - この小説めっちゃ面白いです！！他の小説も頑張ってください！あと万円の笑みじゃなくて満面ﾃﾞｽﾖ!!! (2017年7月2日 5時) (レス) id: 446db82ac2 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ(プロフ) - ぜひ、読ませてください。更新楽しみにしています！ (2016年10月10日 19時) (レス) id: 00f07bd6cb (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 赤髪の桜さん» そんなこと言っていただけるなんて嬉しすぎて泣きそうです｡｡｡これからもよろしくお願いします！ (2016年10月10日 12時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
赤髪の桜 - 今まで読んできた小説の中で一番面白かったです！これからもがんばってください！(ノ´∀｀*)恋愛 (2016年10月10日 8時) (レス) id: 4b4301a4fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年10月8日 20時
