No.3 JAPAN ページ5
『若利、そろそろお願いしますって』
その声と共に体育館から顔を覗かせたのは
牛「ああ、分かった」
まさかの人だった
「「Aさん！？」」
『え！？影山と日向君？
何でこんな所いるの』
向こうも俺達を見て驚いている
それもそのはず
まさか牛島さんに偵察を宣言してついてきて
俺達が今ここにいるとは思いもしないだろう
影「Aさんこそ…何で白鳥沢に…！？」
日「まさか白鳥沢のマネに！？」
『いや、それは流石に違う』
影「なら…」
牛「雑誌の取材をここでする事になったからだ」
日「取材！？」
そこで俺らはAさんの着ているジャージが目に入る
日「ジャパン！」
『JAPANて』
驚く俺等に対しAさんは笑っている
「白咲さん、お願いしまーす」
そこで誰かが体育館の中からAさんを呼んだ
『すみません、今行きます
という事だからまたね、影山、日向君』
「「は、はい！」」
『若利も早く来なよ』
牛「ああ」
そうしてまたすぐに
Aさんは奥へと戻ってしまった
それから俺達も
牛島さんに宣戦布告をし白鳥沢学園を出た
＊＊＊
『何で2人がここにいたの？』
牛「偵察させてくれと言ってきた」
『偵察ってこっそりするもんじゃないんだ』
牛「知らん」
目の前では俺の着ているのと同じジャージを羽織るAが
クスクスと笑っている
『若利は2人のこと知ってたの？』
牛「ああ、おかしな速攻をする奴らだろ」
『そうそう』
牛「Aこそ何故知っているんだ？」
『影山は中学の後輩だし
烏野と青城は試合してるからね』
牛「そうか
そういえばお前も北川第一だったな」
『そういえばって』
そう言いまたAは笑った
意外とこいつはよく笑う
割とツボも浅い
中学の頃はAとこの様に関わりを持ち
そんな些細な事でも知る事ができるなんて
思ってもみなかった
牛「…白鳥沢だったらどうなってたんだろうな」
思わずこんな事を呟いてしまう
今更考えたところでどうにもなる話ではないのに
『え？』
牛「いや…何でもない」
＊
Aに対するこの感情は
随分前から自覚している……＿＿
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ユウ(プロフ) - ありがとうございます！訂正いたしました！ (2017年8月4日 20時) (
レス) id: 926e734020 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - この小説めっちゃ面白いです！！他の小説も頑張ってください！あと万円の笑みじゃなくて満面ﾃﾞｽﾖ!!! (2017年7月2日 5時) (レス) id: 446db82ac2 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ(プロフ) - ぜひ、読ませてください。更新楽しみにしています！ (2016年10月10日 19時) (レス) id: 00f07bd6cb (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 赤髪の桜さん» そんなこと言っていただけるなんて嬉しすぎて泣きそうです｡｡｡これからもよろしくお願いします！ (2016年10月10日 12時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
赤髪の桜 - 今まで読んできた小説の中で一番面白かったです！これからもがんばってください！(ノ´∀｀*)恋愛 (2016年10月10日 8時) (レス) id: 4b4301a4fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年10月8日 20時
