No.18 大学生 ページ20
及「大学生ってなんであんなチャラいんだろ」
『それ徹が言っちゃう？』
というのも合宿最終日の今日
青城は大学生相手に練習試合を行ったのだが
＊
及「今日のスポドリもおいしー」
休憩に入りAから受け取ったスポドリを飲んでいると聞こえてきた
「連絡先教えてくれない？」
その言葉にいち早く反応し見ると
やはりスコアを書き込むAに近付く大学生数人がいた
『私ですか？』
「うん、今日会えるの楽しみにしてたんだよ俺達」
『私の事知ってるんですか？』
「そりゃもう、テレビとか雑紙とか
そうじゃなくても有名だよ」
『？』
その様子を見て俺は言った
及「俺のAに何してくれてんのサ」
岩「テメーのじゃねーけどな」
及「いってくる」
岩「失礼のないようにな」
そんな岩ちゃんの言葉に
分かってると吐き捨てるように返事をし
すぐさまAを救出しに行く
及「スミマセーン
俺のAに何か用ですか？」
『！』
「連絡先聞こうと思ったんだけど教えてくんねーんだよ」
及「残念ながら俺らのマネは渡せませんヨ」
『あ、そういうことでしたか
私青城のマネなのですみません』
「いや、そういうことじゃ」
『私皆のスポドリ回収しなきゃなのでこれで失礼します』
そう言って行ってしまった
一瞬の出来事に俺も含め大学生達はポカンとした
「主将君も苦労してそうだね」
及「全くですよホント…」
「…頑張れよ」
及「ハイ…ありがとうございます」
＊
思い返せば俺が励まされて終わったが
こういう事があったのだ
まあいつもAが連絡先教えるなんてことはないから安心だが
勿論俺の心は決して休まらない
及「知らない人が話しかけてきたら逃げなさい」
『何それ』
及「真面目に」
『うん、分かってるよ
それに前までは向こうが逃げるか固まるから
何も起こったことはないよ』
及「…A何言ってたの」
『なんか思った事口にしただけなんだけどね』
ほんの少しナンパ野郎に同情する
ほんのほんの少しだけど
及「でも前までって？」
『最近はその前に徹が来てくれるんだもん』
及「っ…」
そう言って俺に向けたAの不意打ちの笑顔に
『！』
気付けばAを抱き締めていた
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ユウ(プロフ) - ありがとうございます！訂正いたしました！ (2017年8月4日 20時) (
レス) id: 926e734020 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - この小説めっちゃ面白いです！！他の小説も頑張ってください！あと万円の笑みじゃなくて満面ﾃﾞｽﾖ!!! (2017年7月2日 5時) (レス) id: 446db82ac2 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ(プロフ) - ぜひ、読ませてください。更新楽しみにしています！ (2016年10月10日 19時) (レス) id: 00f07bd6cb (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 赤髪の桜さん» そんなこと言っていただけるなんて嬉しすぎて泣きそうです｡｡｡これからもよろしくお願いします！ (2016年10月10日 12時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
赤髪の桜 - 今まで読んできた小説の中で一番面白かったです！これからもがんばってください！(ノ´∀｀*)恋愛 (2016年10月10日 8時) (レス) id: 4b4301a4fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年10月8日 20時
