No.44 DVD ページ46
「及川さんお先に失礼します」
及「ハーイ、バイバーイ！」
『帰ろ』
後輩達と入れ替わりで部室に入ってくるA
岩「おう、ちょっと待ってろ」
『うん』
そう言って無造作に置いてある椅子にAは座った
この光景はいつもの事で慣れたものだ
及「フンヌフーン」
そこでふとDVDを手にする及川に気付く
岩「オイ
くれぐれも夜更かしなんかすんじゃねーぞ」
及「岩ちゃんは俺のお母ちゃんですか？」
岩「あ？」
及「ゴメンゴメンゴメンしないしない！
コンディションは万全で行くって！」
岩「くだらねえ事言ってんじゃねえクソ及川！
A待たせてんだからちんたらすんなグズ川！」
及「悪口を略さないで！」
岩「グズ及川！」
及「言い直さなくていいよ！」
『仲良いのは分かるけど叫びあってないで帰ろうよ』
岩「仲良くない」
『はいはい』
＊＊＊
後は寝るだけとなりやっと鞄からDVDを取り出した
それとほぼ同時に窓をノックする音
俺はすぐその窓を開けに行く
開けた先にいるのはAだから
及「どした？
俺に会いたくなっちゃった？」
『いつもそれぶっ込んでくるよね
今日はちゃんと寝ようとしてるか確認しに来たの』
及「ちぇー、つれないなァ」
『ほらそれ…烏野の？』
すぐに話題は切り替わり俺の手にあるDVDに視線が向く
及「そうそう
今から観るんだけど一緒に観ない？」
『夜更かしするなって一に言われたでしょ』
及「大丈夫、観たらすぐ寝るよ」
『…ならいいけど』
及「よし、じゃあ入って待ってて」
そう言うとAは頷き窓の縁に脚をかける
隣同士の家で隣合う俺達の部屋は
ちょうど窓が重なっていて
2階であれど簡単に移動することができるのだ
『よっ、と』
だからこうして昔からしょっちゅう
互いの部屋を行き来している
＊
セットし終えた徹はパソコンの前に座り
そして自分のすぐ前をポンポンと叩く
『そこに座れと？』
及「そ」
だから私は言われた通りに座った
及「！…はい、イヤホン」
そう言って徹は片方のイヤホンを私の耳にセットする
もう片方は徹の耳だ
『再生するね』
及「うん」
そうして私はマウスを手に
再生をクリックしようとしたその時
『っ！』
後ろから徹の手が回された
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あんこ - 北川第一が北山になってますよ (2018年6月9日 5時) (
レス) id: aed935a54c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 刹那さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。女バレの件ですが、重々承知しております。その上で勝手ながらお話の都合上そう設定いたしました。一応本文の方でも報告させていただきましたが、不快な思いをさせてしまったのであれば申し訳ございません。 (2017年8月7日 0時) (レス) id: 90a11583d9 (このIDを非表示/違反報告)
刹那 - 青葉城西が青葉西城になってましたよ。あと青城は女バレありますよ。 (2017年8月6日 23時) (レス) id: d416cfb795 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - トモシビさん» トモシビさん！ありがとうございます。やっぱりそこは夢小説ですしね(笑) (2016年8月21日 13時) (レス) id: c6df74eb7a (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - a i ra nさん» ありがとうございます！これからよろしくお願いします！ (2016年8月21日 12時) (レス) id: c6df74eb7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年8月19日 11時
