No.22 噂 ページ24
及「この席超いい」
出席番号が続きで年度初めの席順
つまりはそういう事だ
ちなみに私は一番後ろの窓側
『窓側私も好き』
私の1つ前の席である徹は
自分の席の椅子を跨るように座り私の方を向いている
及「いや、そこは“徹の後ろだしね”って言おうよ」
『…まあそれも嬉しいけど』
窓の外を眺めながらそう呟くが
徹からの返答はない
不思議に思い前を見ると
顔を少し赤くした徹がいた
及「…っ」
そこで自分が案外恥ずかしい事を言ったのに気付く
『ちょっと…徹そこで黙らないでよ』
及「ビ、ビックリしちゃって」
『…ごめん』
及「いやいやっ、今のでいい！」
『…もう言わない』
及「いいって！もっと言って！」
『うるさい、徹』
そんな特に意味の無い会話をしていると
私の席の横に人が立った
「ほんとにお前らクラス一緒だったんだな」
及「マッキーじゃん」
花「よー」
『おはよ
花巻もこのクラス？』
花「いや、3組」
『そっか、残念』
及「ねえ、マッキー
さっき言ったのどういうこと？」
『私も思った
“ほんとに”って？』
花「ああ、噂だよ
お前らのこと
今もあちこちで話されてんぞ」
『一緒になっただけで？』
花「そこがだよ
あの2人が一緒のクラスとかなんかスゲー、って」
『余計分かんないんだけど』
そう言い徹に同意を求めようとしたのだが
『…何でそんな嬉しそうなのよ』
及「いやー、だって、ねえ」
『……』
花「及川、ニヤケすぎな」
及「そんな及川さんもかっこい…」
そう決め顔で言いかける
花「あー、そういえば
用があって来たんだよ」
しかし最後まで聞いてもらえず花巻に遮られた
『どうしたの？』
及「ちょっと2人とも！」
『ごめんごめん、後で続き聞くから』
とりあえず花巻の話を聞こうとそう口にしたら
何故か花巻は笑い出した
花「白咲それ素で言ってんのが笑えるよな」
『え？そこ笑うとこ？』
すると徹も笑って
及「いいや、Aは優しいなって事だよ」
と頭を撫でられた
『？』
2人の理解に苦しむ私は頭を傾げる他なかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 358人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんこ - 北川第一が北山になってますよ (2018年6月9日 5時) (
レス) id: aed935a54c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 刹那さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。女バレの件ですが、重々承知しております。その上で勝手ながらお話の都合上そう設定いたしました。一応本文の方でも報告させていただきましたが、不快な思いをさせてしまったのであれば申し訳ございません。 (2017年8月7日 0時) (レス) id: 90a11583d9 (このIDを非表示/違反報告)
刹那 - 青葉城西が青葉西城になってましたよ。あと青城は女バレありますよ。 (2017年8月6日 23時) (レス) id: d416cfb795 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - トモシビさん» トモシビさん！ありがとうございます。やっぱりそこは夢小説ですしね(笑) (2016年8月21日 13時) (レス) id: c6df74eb7a (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - a i ra nさん» ありがとうございます！これからよろしくお願いします！ (2016年8月21日 12時) (レス) id: c6df74eb7a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユウ
| 作成日時：2016年8月19日 11時
