No.1 notナンパ ページ3
「なあなあ部活帰りだろ？」
『いえ、部活帰りじゃないです』
知らない人達に話しかけられた
それは最近また深刻になった私の悩みだ
「良かったら俺等とこの後遊ばね？」
それに決まってその人達は皆
同じようなことを言う
『……』
ほんと誰だよお前ら
そろそろ内心悪態をつき始めたその時
「ちょっとちょっと
お兄さん達ナンパ下手くそですか
つか下手くそですよ」
誰かが私の後ろから彼らを挑発した
「なっ、んだとテメー！誰だよ！」
当然男の人達は怒り出すわけだけど
こっちからしたら貴方達こそ誰だよだから
なのでこの機に私も一言言っておくことにする
『私が覚えてないだけだったらすみませんが
多分貴方達人違いしてますよ』
「は？」
『この後遊びに行こうって
私貴方達の知り合いじゃないと思うし…』
「え？」
「ｹｹｹ…残念だったな
彼女には“ナンパされてる”って事実すらないらしいぜ」
「ﾁｯ…行くぞ」
そう吐き捨て男達は帰って行った
結局終始意味不明だったが
とりあえず追い払ってくれた人に礼を言おうと振り返る
『ありがとうござい…』
「……」
『……』
「A！？」
『…クロ？』
＊＊＊
『なんか聞いたことある声だなとは思ってたんだけど
まさかクロだったなんて』
後ろに立っていたのは昔馴染みである黒尾鉄朗だった
黒「俺もびっくりした
ナンパから助けた女がAだったなんて」
『あれナンパじゃなくて人違い』
黒「おう、そうかそうか」
そう言いクロは相変わらずの髪型で笑う
黒「てかいつ帰ってきたんだよ」
『今日』
黒「マジで
あ、でもそのスーツケース見た限りそうだな」
『うん』
黒「じゃあ今から宮城に？」
『ううん
今ってどこの学校も夏休みだよね？』
黒「ああ
まあ俺は部活だからあんま関係ないけど」
『その期間はこっちにいるつもり』
黒「そうか」
『クロは今部活帰り？』
黒「おう
そうだ、家寄ってくか？
母さんも久々にAに会いたいだろうし」
『私も会いたい』
黒「なら決まりだな」
そうして私はクロに連れられ家に向かうことになった
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あんこ - 北川第一が北山になってますよ (2018年6月9日 5時) (
レス) id: aed935a54c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 刹那さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。女バレの件ですが、重々承知しております。その上で勝手ながらお話の都合上そう設定いたしました。一応本文の方でも報告させていただきましたが、不快な思いをさせてしまったのであれば申し訳ございません。 (2017年8月7日 0時) (レス) id: 90a11583d9 (このIDを非表示/違反報告)
刹那 - 青葉城西が青葉西城になってましたよ。あと青城は女バレありますよ。 (2017年8月6日 23時) (レス) id: d416cfb795 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - トモシビさん» トモシビさん！ありがとうございます。やっぱりそこは夢小説ですしね(笑) (2016年8月21日 13時) (レス) id: c6df74eb7a (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - a i ra nさん» ありがとうございます！これからよろしくお願いします！ (2016年8月21日 12時) (レス) id: c6df74eb7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年8月19日 11時
