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26話 ページ27

天「ふっ……殺ったじゃねぇか」

『……で、でも……宇髄さんが……』

天「……お、俺は……大丈夫だ」


鬼を斬ることには成功した

しかし、闘いの最中

鬼の刃に、当たってしまった


少し毒が回ってきていた


視界がくらむ…

ここで、倒れる訳には行かない

彼女もケガをしている…


自力で、何がなんでも戻ろう

出来ることなら、仲間の隊員の所まででも…


『庇ってくれて、ありがとうございます』


彼女の怯みの隙をつき、鬼が攻撃

それを庇う形で刀を身で受けた

対して、彼女が激怒し

鬼を斬った…


天「……!」

『隊員達の元に、戻りましょう』


体格差があるにもかかわらず、

肩を貸してくれる


天「優しいな」

『元はと言えば、わたしのせいですから。わたしの力不足で…』

天「そう言うのはいい。早く行こう」


本当に体調が悪い…

呼吸で、毒の巡りは遅らせている


『そうですね』


彼女の音が、少し悲しい音をさせた


天「死なねぇよ、簡単には」

『っ……』


母を斬り、普通ならそのことに対して

感情を表すはずだが

そんなことよりも、俺を優先してくれたこと


少し、嬉しかった…


ちらりと、彼女の顔を見る

汗をかきながらも、痛みに耐えながらも

俺を担いで歩いてくれる…


胸の奥がじわりと熱くなる


変な感覚…まただ






俺の知らない、モノだったー・・・・

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華宮夜 - 素晴らしい作品をありがとうございます! (2019年10月19日 12時) (レス) id: 7ad6863a10 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ。 (2019年9月23日 23時) (レス) id: 03f9995bb7 (このIDを非表示/違反報告)
ごりら - とてもキュンキュンします!続きがとても気になって眠れません!!更新頑張ってください!! (2019年9月23日 16時) (レス) id: 7257bb3393 (このIDを非表示/違反報告)
ごりら - 初コメ失礼します。 (2019年9月23日 16時) (レス) id: 7257bb3393 (このIDを非表示/違反報告)
マキラ - 宇髄さん柱の中で一番好きなんです! 更新頑張って下さい! (2019年9月21日 17時) (レス) id: 02a5017c6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこ | 作成日時:2019年8月19日 21時

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