5人目のT.D.D！？PART1【ヒプノシスマイク】

ラップ15 ページ17

一郎side


｢ちくしょーーー！！！｣


敵うなんて思ってたのか知らないが、

コテンパンに蹴散らせてもらった


乱数｢ふっふーん、ボクらに勝とうなんて1万年早いんだよ｣

寂雷｢分かったのなら、早くこの場から立ち去りなさい。二度と騒ぎを起こさぬよう｣

左馬刻｢次やったらお前ら、この状況じゃ済まねぇぞ？死ぬかもな｣



左馬刻さんの言葉に怯え

慌ててその場を立ち去る男達


奏音『ほわぁ……』

一郎｢？｣


奏音は上の空状態


乱数｢どしたの？｣

奏音『まさか、皆さんとラップできるなんて思わなくて！光栄ですっ』


またまた丁寧にお辞儀


一郎｢おいおい、仲間だろ？もうそういうのやめろ｣

左馬刻｢分かったなら返事しろやぁ？｣

奏音『はいっ！』


奏音は嬉しそうだ！


なんだろう……

犬に見えてきた



尻尾をフリフリしてるような幻覚

周りには花が舞ってるように見えた


一郎｢奏音、遠慮とかいいから｣

奏音『？』

一郎｢遠慮せず、俺たちとこれからも戦おう｣

奏音『……！！！』



俺の言葉に、奏音はまた笑顔を見せた


夜にも関わらず

彼の周りは太陽が照っているように明るい



寂雷｢さ、帰りましょうか？送ります｣

奏音『へっ！あぁ……えっと』

乱数｢どしたの？送るよ！｣

奏音『それじゃあ、近くまでお願いします』


奏音は家まで送らせようとはしない


何かあるのか、と思うが

聞いてはいけないよな


寂雷｢分かりました｣

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