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手のひらを太陽に ページ22

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あれから四日が経った。

訓練?
嗚呼、そんな物も有ったなあ。
有った、けど、何も聞かないで欲しい。

正直何方も地獄のようだった。

否、太宰幹部に関しては期待はしてなかった。

ただ、太宰幹部に比べれば中原さんなんて天国みたいなもん、って感じかと思ってたら多重人格ですかってくらいに中原さんスパルタになって私はサンドバッグと化した。

そのあと一時間しないうちに異能訓練始まって、裏で石川さんの力が働いたのか何なのか、芥川さんお休みで私一人だったし、何か知らないけど中原さん居たし、本家の重力操作と戦わされてもう大変!(適当)

勿論結果は見事に惨敗だけど、今は最早生きてて最高ということで精いっぱい生きている。
手のひらを太陽に透かして万歳(は?)


で、今の状況についてなんだけど。


「今回はだいぶ大きな任務だな」

「中原さん私此れ初任務」

今回、不穏な動きをしていた組織の裏が取れたので殲滅に向かえという命令が下った。

何が何やらわからないが渡された資料を見ると、ただひたすら暗号の羅列。

如何やら作戦コードらしく、これから覚えなければならないのだが、まあ五十はくだらない。

作戦参謀いろいろなハプニング考えすぎ。しっかり。

「任務明日だからな。今日中に覚えろ」

「先に言っておくと、無理ですよ」

「芥川はもう覚えたらしいぜ」

「……嘘」

そう、今回の任務には芥川さんもいる。

と、いうことは太宰幹部もいる。

この作戦コードを考えた噂の作戦参謀は太宰幹部である。

石川さんがいることだけが心のオアシス。


「手前は見学って体だが、殺し合いに見学も糞もねェ。俺も手前にばかり構っちゃいられねェからな。手前の命は手前で守れ」

「はあ……」


気の抜けた返事に中原さんは頷くと、資料に目を通し始めた。




「……何時もより多いんだよ糞」

全然使わないコード→←救世主



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作者名:のーと。 | 作成日時:2018年10月1日 22時

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