乱歩さんのフラグ建設(故意) ページ13
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どうも首領から死刑宣告を受けたAですが。
二話くらい前にね、与謝野先生の治療二度と受けたくないって言ったじゃん?
じっつは毎日受けてるんだよねえ。
いや、だってぇ?
中也さんとぉ?
広津さんのぉ?
異能をぉ?
まともに受けてぇ?
無事でいられるほどぉ?
私はタフじゃないんですねえ!(錯乱)
と、いうことで今日も松葉杖に包帯ぐるぐる巻きで探偵社にお邪魔しておりますが。
一部除き探偵社員からの警戒心丸出しの視線と謎の太宰さんの暗い目と与謝野先生の治療とあああああああ
みたいな感じでここ最近あんまり探偵社来るの好きじゃないんですね?
そんなこと考えてる間に与謝野先生出てきちゃったよ。
「今日もいい感じに悲惨なことになってるねェ」
#支離滅裂な思考・発言って感じだ。
「全く最近はアンタのお陰で退屈しないよ。妾が綺麗に治してやるからねェ。え?安部」
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いつも通り大怪我をしていつも通り与謝野先生に解体治療をされ、いつも通りピッカピカになって出てきた。
で、そのままいつも通りを謳歌(白目)しようと思って探偵社から出ようとしたら探偵と鉢合わせしたんだ。
「君は……マフィアの」
「た、探偵さん」
「僕をそこらの探偵と一緒にするな!」
なら何なのだ。
……名探偵?(大正解)
ぷんすか怒っていた乱歩さんだったが、不意にその瞳をのぞかせると、こちらに手を伸ばし、髪をクシャッとやって一言呟いた。
「…頑張れよ」
それだけ。
たったそれだけ言うと元通りになって通り過ぎた。
具体的な説明が欲しかった。
非常に理由を知りたかった。
うん。
まあね、イケメンにそんなことされて喜ばない私ではありませんのでね。
とりあえず強く生きるよ!(血涙)
そして、それが壮絶なフラグだったことは、乱歩さんと……多分太宰さんと首領しか知らない。
探偵社の社長さんも知ってるかも。
あ、ワンチャン広津さんも(多い)
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作者名:のーと。 | 作成日時:2018年3月28日 9時