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昨夜、そらるさんから手紙が届いていた。内容は【明日、白髪の女の子がセンラの住んでいる洋館に来る。そいつは大事な俺の友達の妹なんだ、暫くの間面倒を見てくれ。せいぜい殺すなよ】と。

「なんやそれぇ、殺すなって…そんな殺さんて、どうせ人外なんやしぃ」

と口を尖らせて文句を言うセンラ。

「なんや!明日、女の子来るん!!なぁ!どんな子やセンラ!」

勢いよく立ち上がる坂田。

「白髪の女の子としか書いてないですわ、坂田そんな嬉しいんか?」

手紙を封にしまい、そらるさんに返事を書くセンラ。

「楽しみやん!男しかおらんむっさい空気にオアシスやで!!!!」

そう言い目を輝かせる坂田。

「さぁー?もしかしたらぶっさいくな子かもよ??だからって殺すなよ〜?笑笑」

なんて、坂田と話していたのだ。

翌日、異変に気づいたセンラは、玄関ホールに向かった。

近づくにつれ、異臭…いや、美味しそうな匂いがした、人間の血の匂い。

「ッまさか、そらるさんの言うてた殺すなよって人間だから…!」

やばい、早く行かんと俺が殺されてまう。

間もなくして、玄関ホールが見えてきた。視界に入った光景は、血溜まりの中少女がうつ伏せになって倒れているその上に跨り血を貪り啜るうらたんと志麻くん。

「ッ何やってはるんですか!!!!」

声をかけても夢中になって気づいてない2人を無理やりを退かし少女を抱き抱え、坂田の元に走っていった。

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作者名:まろまる | 作成日時:2023年11月18日 5時

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