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背後から声がした。
「えっ」
思わず声が出た、足跡もしなかった。なんなら気配すらなかったはずなのに、自分の背後から声がした。
「あ、ごめんなぁ?いい匂いしたからついついなぁ」
振り向くとアメジストの瞳を持つ警察のような姿をした男が立っていた。
「な、なんですか」
声が震えた。
「なんですかぁ?そうですねぇ…まぁ、捕まえようとしてるんですよ」
猫耳パーカーの男はニヤリと笑う。
「…ッ!!!」
鋭い痛みが首筋に走る。
「んっ……美味しぃやん…」
何が起きたのか頭の整理が追いつかない少女は気がついたら床に倒されていた。
「ほんとだいい香り、匂いだけでも分かるねぇ」
と猫耳パーカーの男がゆっくりと近づいてくる。
「ッ…い”っ…だぁ!!」
首筋を2本の鋭い歯が皮膚を貫く。
「おぉ〜。うらたん激しいナァ〜」
愉快そうに笑うアメジストの瞳を持つ男。
視界がだんだん暗闇の中に落ちていく。
すると遠くから急いで走ってくる音が聞こえてきた。
「ッ何やってはるんですか!!!!」
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作者名:まろまる | 作成日時:2023年11月18日 5時