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探偵社 2 ページ6

国木田と敦が不安そうに眺める先で太宰とAが楽しそうに手を繋いでエレベーターを待っていると後からあらわれた影にAが抱き上げられた

乱「誰?
君の隠し子?」
太「そんなわけ無いですよ乱歩さん」
乱「冗談だよ
可愛いね〜
お菓子食べる?」
国「乱歩さんが……菓子を……!?」
敦「天変地異の前触れみたいな言い方ですね」

騒ぎながら事務所の扉を開くとそこでは鏡花が湯飲みを乗せたお盆を持って待機していて全員がその場で固まった

鏡「お茶……」
敦「鏡花ちゃん………」
国「まさか……ここで待機していたのか……?」
乱「いやー……
凄いね〜」
『あ!
きょうかねえさま!』
鏡「Aちゃん!?」
太「………ねぇA?」
『なあに?』
太「中也は?」
『ちゅうや?』
太「私は?」
『??
だざい?』
敦「何してるんですか?」

Aの肩に手を置き真剣な顔で問いかける太宰にAは意図が分かっていないらしく小首を傾げながらも笑顔で答えていく
それを見た敦も首を傾げ国木田と乱歩を交互に見また太宰に視線を戻した

太「彼女は?」
『きょうかねえさま』
太「……姉さんは?」
『あねさま?
あねさまだいすきだよ!!』
太「うん
知ってる
森さんは?
っていうか皆の事何て呼んでるの?」
『ぼすとえりすちゃん
あくたがわ・ひぐち・たちはら・ぎん・ひろつじぃ・れもん』
太「これは中也の呼び方が殆どうつってるなぁ……
彼は分かるかい?」

太宰が敦を指差すとAは勿論だと胸を張って答えた

『じんこ』

どうだと言わんばかりのどや顔に敦と鏡花以外の面々が吹き出し太宰と乱歩がAの頭を撫でた


敦「僕は敦!
中島敦です!!!」
太「ポートマフィア内では人虎で通ってたんだね」



その頃川岸では……

中「いねぇ………」
樋「GPSの反応はこの辺りなんですが………あ…」
立「これ…………」
芥「……GPSが全て外されている…」
広「これでは後が追えませんな」
中「何処に行ったンだァ?」
立「GPSが全部外されてるって事は……」
樋「まさか誘拐…………」
中「なっ!?
今すぐ潰しに行くぞ」
広「落ち着いて下さい
潰すにせよ居場所が分からないのですよ」
中「糞が………」

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作者名:つばさ | 作成日時:2018年3月6日 20時

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