３４話 ページ35
ちらりとSansさんの方をみれば、彼もこちらをみてきょとんとしている……
「あの、さっきからホント何なんですか。急いでるって言いましたよね。飯食ってるヨユーなんかないんですよ。さっさと要件を済ませてくれ。見てくださいよこの足の貧乏ゆすりを」
ズガガガガガと音が鳴りそうなほどの貧乏ゆすり。それが私のピリピリゲージをそのまま表現してくれているのは誰がみても一目瞭然だろう。
……が、対する彼は相も変わらずきょとんと首を傾げた。
「対お前さんだと、ブーブークッションが何時も不発だな？」
「ハ？」
椅子のクッションの下……見てみれば、確かにあるソレに手中のグラスがバキッと音を立てた。
「……も、申し訳ありませんGrillbyさん……ぜ、絶対絶対弁償します……」
ついにやってしまった。
……でも、確かに。一発目は私が大声でかき消して不発。今回に関しては、マジで音が鳴ってない……
「でもこのブーブークッション、コンディションは良好ですね。ヤブれてるわけでもない。なぜでしょう。」
「ブーブークッションにコンディションとかヤブから棒に言い出すなよこのヤブ医者」
「はいはい藪から棒の意味理解してから言い出しましょうね」
ぽいっとクッションを放ってGrillbyさんが次に出してくれたハンバーガーに手を伸ばした。
「なんか……初対面と随分印象が変わったな」
「…………そうですか？私の今のサンズさんの感覚は先ほど強制的にここに留置されてから、今ハゲ課長と同じくらい嫌いです。」
「よく分からないが兎に角嫌われてることは分かったぜ」
ならもっと改善の態度を見せてくれ。
もっしゃもっしゃとハンバーガーを口に詰め込む。取り敢えずこのご飯を食べ終えればSansさんからは解放されるはずなんだから。
食べる前、Sansさんからケチャップはかけるか？と言われたが……
「ハンバーガーにケチャップかけないですよね？パティの上にかけるならわかりますけど…まさか、そのままかけるバカが何処にいるんですかこのバーカ」
と言ったらケチャップの中身全部かけられたので、反省はしている。
別に、ケチャップは嫌いではないけどさ
「ケチャップの味しかしねェ……Torielさんのパイ食べたい……」
「ボーンナペティって言うの忘れてたぜ」
「ごふッ…」
「お嬢ちゃん吹き出して血ぃ吐いたみたいになってるよSans。そんくらいにしときな」
七難八苦。
ここの店は騒がしてくて楽しいけれどSansさんと行くのは大分おススメできない
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いちご飴☆(プロフ) - ダジャレが好きな主人公ですか・・・私もダジャレ大好きです・・・。あ、すっごく面白い作品ですね！作者さんのペースで頑張ってください、応援します！ (2022年2月18日 23時) (
レス) id: 5f094832cd (このIDを非表示/違反報告)
病蛟(プロフ) - らぁーゆさん» 今回ばかりは流石に予想していなかったので正直戸惑いましたがなんとか投稿させて頂きました。お待たせしました (2022年2月5日 1時) (レス) @page19 id: a53994f60f (このIDを非表示/違反報告)
らぁーゆ(プロフ) - うわぁぁ！とても最難なことが起こりましたね💦深夜まで待っております！ (2022年2月4日 20時) (レス) @page17 id: ebbeaa48a3 (このIDを非表示/違反報告)
病蛟(プロフ) - うまさん» そう想っていただけて幸いです。引き続き楽しんで頂けるよう更新の方頑張って行きたいと思います故…どうぞよろしく御願いします (2022年2月4日 17時) (レス) id: a53994f60f (このIDを非表示/違反報告)
うま - この作品すきなので更新頑張ってくださいっ！ (2022年2月3日 20時) (レス) @page16 id: 0cf6b27ac1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病蛟 | 作成日時：2022年1月16日 15時
