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そして来た。ある喫茶店。
1番奥の席に通された。
俺はまだ涙目のAに聞いた。
隆「何があった？」
「私ね...今真ちゃんと付き合ってるんだ。」
隆「真司郎と？そうなんだﾆｺ 最近会ってなかったし全然知らなかったよ」
「でも私ね、私本当は他に...好きな人がいるんだ...」
「でもその気持ちはもう消えてるって思ってた、だから真ちゃんと付き合って楽しいって思ってたしその時間がすごく幸せ...だったの」
隆「他に...好きな人？幸せだった？」
「好きな...人。私の初恋の人。
その人にねこの前偶然再会したの。
忙しくて全然会えない人だったから...
会った時ね好きだって気持ちが
心にしまってたその気持ちが
溢れてきちゃって...
その後、真ちゃんを傷つけた...」
隆「好きな人って...どんな人なの？」
「背が高くてモテモテで料理が上手で...
誰よりも実は心配性で太陽のようないい匂いがして
辛い時はいつも優しく包み込んでくれて...でも...」
隆「でも？」
「心から笑顔になれない人。
心から誰かを愛せない人。
自分の感情が...取り戻せてない人。」
隆「...っ、はっ」
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作者名：ｵﾚﾝｼﾞｶﾞ-ﾙ | 作成日時：2018年8月25日 9時
