52 ページ4
それでもやっぱり悲しい顔をする真ちゃん。
真「A。嘘ついてない?本当に信じていいん?」
「...っ、うん信じて?」
あぁ、また詰まっちゃった...
真「じゃあさ、俺にキスしてや。俺のこと好きやって分かるようにキスしてや。Aが兄ちゃんやなくて俺が好きって事証明してや。」
今までにないくらい怖い目をして
真ちゃんはそう言った。
「真ちゃん___」
真「できひんの?俺はAの彼氏やで?なぁ?なんでや。俺の何処が嫌なん?」
「真ちゃん!」
真「兄ちゃんはもう笑顔になんてなれんねん!誰かを好きになったりもできひんねん!Aが好きでも兄ちゃんはAには振り向かんよ?」
「真...っ」
真ちゃんはたまに怖くなる。
その原因は全て私が作ってるのに
私は涙を止める事が出来なかった。
真ちゃんの事が大好きなのに、
大切なはずなのに...。
私の心の奥底は別の人を求めてる。
なんでこんな恋しちゃったんだろう...
お兄ちゃんに恋したなんて普通じゃないよね...
今は違えども
113人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:オレンジガ-ル | 作成日時:2018年8月25日 9時